テーマは「吉森HCで竿頭を獲るぞ!」。前回ではエサに関して少しだけ深掘りしたが、今回はウキの動きとアワセの見極めについて。やはりトップトーナメンターが考えていることは凡人の記者にはよくわからんな(笑)。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
疑問点をぶつけてみた
前回は吉田のセットエサについてちょっとだけ深掘りした。
もっと追い込んでくれよ的なリクエストに応えたいところであるが、いかんせん記者のレベルが低く質問しようにも何を聞くべきかわからないのが実情だ。
しかし、たとえセット釣りとは言え、ウキの動きを見ていれば多少は疑問が湧いてくるもの。そこで今回は実釣時にあれっ?と感じた点をピックアップしてみたい。
ウキを吉田作センシービレ2→1番へ
午前中の序盤戦だったろうか、ウキのナジミが悪くなった。当然、ウキは動くがアタリは出づらくなり、アタっても空振りが目立っていた。
ウキケースを取りだしたので記者はてっきり番手を大きくするものと思ったが、吉田は何と小さくすると言いだした。
吉田康雄
「おそらくですがナジミを悪くしている正体は、ジャミが交じっているせいだと思うんです。ウキの動きからも、そんな感じがしましたから」
だからウキを大きくしてジャミの層を速く突破させるんじゃないの?

吉田康雄
「いえ、ヘラの反応が悪い、または寄りが悪いせいでジャミが勝負スペースに入り込んでしまっていると思うんです。であれば、ヘラの反応を今よりよくする方向に持っていきたいんです」
それがフォールスピードだって言うの?
吉田康雄
「はい。もちろんほかにも手だてはありますが、まずはこれをやってみようということです」
その差は歴然だった。再開直後から強いアタリが出るようになり、カラツンをもらいながらもカウンター数は伸びた。