関係者によれば、映画『ウィキッド』の撮影やプロモーションのために世界中を飛び回る生活が続いており、過密なスケジュールが心身に負担をかけているという。睡眠も不規則で、まともに食事がとれない日もあるほどだと語られている。
アリアナ・グランデ自身も、過去にPTSDや不安障害を抱えていたことを明かしており、2017年にイギリス・マンチェスターで発生した自らのコンサート会場での爆破事件以降、心に深い傷を負っている。
また、2023年にはTikTokで「以前“健康そう”とされていたときこそ、実は一番不健康だった」と語っていた。抗うつ薬を服用しながら食生活も乱れ、精神的にも非常につらい時期だったと明かしている。
しかし、アリアナ・グランデは、こうした心身の揺らぎやプレッシャーと向き合いながらも、自身のペースで表現を続けているようだ。
現在は音楽活動よりも演技に軸足を置いており、しばらくはツアーの予定はないという。それでも「音楽は常に自分の一部」と語り、「母の家でだって歌う」と笑顔を見せていた。
感動とともに、彼女の人間らしさや葛藤も垣間見える今回のショートフィルム。アリアナ・グランデというアーティストの、また新たな一面を印象づける作品となった。