2月下旬、長野県中央部に位置する諏訪湖を訪れた。釣行当日は、大寒波襲来の寒い一日で、朝の気温はマイナス9.5度。湖面には薄氷が張っていた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
諏訪湖でワカサギ釣り
諏訪湖は長野県内最大の湖で面積12.81平方キロm、周囲15.9kgの大きさ。しかし、同湖の平均深度は4.7mしかなく、最大深度でも7.2mと浅い。
そのため、同湖のワカサギ釣りは手返しよく釣ることができ、数が伸びる。夏場の高水温低酸素状態、ブラックバスなどのフィッシュイーターによる捕食など、ワカサギの生息環境としてはけっしていいとは言えない。
それでも、流入河川で産卵期にソ上する親魚を採捕しての採卵事業がおこなわれており、採卵されたものは県内外の湖沼へと出荷されている。

14cmクラスが交じる
6時の受付開始を待って受け付けを済ませ、7時に出船。ポイントは店前の水深2.5mほどの場所。かなりの浅場なので、仕掛けは金袖バリ1.5号のハリス間隔7cmの7本仕掛け、オモリは1.5gを使用する。
エサを付けて仕掛けを下ろすと、誘う前からアタリがあり、6cm級の当歳魚が3尾上がってきた。その次には強烈なアタリが穂先を襲い、14cm超級のワカサギが釣れた。この1尾で仕掛けはグチャグチャ。開始1分も経たずに仕掛けの交換を余儀なくされる。
当日はこのジャンボワカサギに悩まされることになる。釣れるのは6cm前後の当歳魚が中心だが、時々10cm級、たまに14cm超級が釣れるので厄介だ。

胴調子穂先にして順調
仕掛けを交換して再開。朝のうちは順調に釣果が伸びていく。しかし、開始から2時間ほどが経過すると、徐々にアタリの途切れる時間が増えてきた。そうなると、釣れる時にいかに手返しよく釣るかが釣果を左右する。