砂浜に残されたポリ袋が海に流され、ウミガメがクラゲと間違えて食べてしまい、死んでしまった例は良く知られています。

一方、大きなポリ袋だけではなく、実はマイクロプラスチックというもっと小さなゴミも原因となります。

マイクロプラスチックとは、5ミリ以下の極小プラスチックゴミですが、なぜこのように小さなものができるのでしょうか。

想像してみてください。砂浜に落とされたゴミをみると、例えば菓子袋の封を切って、その切った部分がかなりたくさん落ちています。

こういったものが海に流されていくと、海面からの紫外線で分解されて小さくなったり、石や岩にぶつかったりしてさらに小さくなっていくのです。

小さなゴミにも目を向けよう

ビーチクリーンなどの清掃活動をする時、ついつい大きなゴミに目が行きがちですが、実は小さなゴミもたくさん落ちています。

そこで、お子さんと楽しみつつ、しゃがんで歩きながら小さなゴミを拾ってみませんか? 実のところ、子どもの方が小さいゴミを見つけるのが得意です。

やり方は考えればいくらでもあります。模索しつつ、親子で楽しみながら、みんなで課題感を持って環境保全に尽くしましょう。

<栗秋美穂/サカナトライター>