真夏は陸生昆虫を捕食する時期のため、フローティングミノー、虫系トップに反応が良くなる。フローティングミノーはトゥイッチアクション。虫系トップはラインスラッグを巻き取る程度で大丈夫である。

イメージはフライフィッシングのドライフライの釣りに似ている。真夏でも増水のタイミングであればシンキングミノーでもよく釣れることが多い。

イワナ狙いの渓流ルアー釣り【シーズンごとの釣り方】 早春から秋までの攻略法を完全網羅虫系トップで仕留めたイワナ(提供:TSURINEWSライター・黒田初)

秋は産卵を意識した個体が増えてくるため、派手目なカラーのルアーで威嚇バイト、リアクションバイトを誘うジャークを心がけよう。

また、ミスキャストで魚にプレッシャーを与えないよう、ナチュラルなアプローチを意識することも秋を攻略するうえで大切である。

イワナ狙いの渓流ルアー釣り【シーズンごとの釣り方】 早春から秋までの攻略法を完全網羅秋のメモリアルフィッシュ(提供:TSURINEWSライター・黒田初)

渓流で釣りをする際の注意点

渓流釣りをするうえで、安全対策は必須である。まずは熊対策。鈴・催涙スプレー等の装備品はオールシーズン必須である。

また、増水時は釣れるからと言って無理は禁物である。水量が落ち着いたタイミングで入渓しよう。夏シーズンは暑く、半袖を着たい気持ちも山々であるが、植物かぶれ・虫刺され対策で長袖を着用しよう。

最後に自分の力量に合ったフィールドを選択することも重要である。アングラーの足が遠のく秘境的なフィールドはもちろん大型が狙えるが、その分、危険のリスクも高くなる。林道から外れた源流・ゴルジュ帯等は各自自分の力量を考慮したうえでの釣行をおすすめする。

<黒田初/TSURINEWSライター>