初夏(6月頃~)は里川、中流域、源流域と幅広いフィールドで狙えるハイシーズンへと突入する。梅雨時期でもあるので雨が多く、魚の活性は高いので果敢にルアーにチェイスしてくる。瀬に付く個体も多くなり、基本的にいろいろな場所で反応がとれるだろう。

7月~8月下旬
夏(7月~8月下旬)は梅雨も明け、渇水気味でルアーのチェイスはやる気のないものが多くなる。食性も陸生昆虫にシフトし、瀬に魚が多い。淵にいる魚は昆虫を捕食するため浮いている個体が多くなる。

9月頃
秋(9月頃)は産卵を意識し、増水のタイミングで本流から支流へ遡上する魚が増える。枝沢に魚が集中し、淵では縄張り争いがしばしば見られる。全体的にルアーへの反応はあまりよくない。
しかし、今まで大物がいないポイントでも遡上した大型個体が釣れることが多々あるため、シーズン最後の大物を釣るチャンスでもある。

イワナを釣るルアー選択・釣り方
ここからはイワナを釣るルアー選択や釣り方について説明する。

春
春シーズンは低水温で活性が低いのでヘビーシンキングミノー、スプーン、小型バイブレーションを選択し、ボトムを攻めるスローでネチネチアクションがメインとなる。小型バイブレーションはボトムでダートさせ、リアクションバイトを狙おう。

初夏
初夏は活性も良くなり、淵ではシンキングミノー、瀬はフローティングミノーを選択し、早めのリトリーブや連続トゥイッチでガンガンアピールしていく。キャスト数を増やし、ランガンでキャッチ数、サイズを稼いでいくことができる。