サオを手持ちにして底から探り、途中で仕掛けを止めて待っているとグイグイという引き。巻き始めると良い抵抗を見せてくれ、上がったのは中型サイズのアマダイ。この潮の悪い日にこの1匹はうれしい感じだ。しばらくして再度手持ちにして探っていると、同じようなサイズを釣ることができた。

良型アマダイ浮上に歓喜

非常にアタリが少なく難しいコンディションなのは間違いない。仕掛けが浮き上がったので巻いてみるとマサバだ。アタリが少ないので丁寧にタナ取りするしかない。

仕掛けを入れ、アタリが微妙だったので手持ちで聞き上げてみると、なんだか根掛かりしてしまった様子。抵抗感があったのでヘビでも食ったのかと巻き上げるとグングンという引き。しかも海底から10mほど上でかなりの抵抗を見せる。

遠州灘のアマダイ釣りで大型含めて8匹をキャッチ!【静岡・わし丸】同船者もキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕)

サメかと思うくらい引いてくれ、中ほどでイトが横になってきた。船底で見えなかったが、上がってきたのは今季最大サイズの大判アマダイ。これが遠州灘の底力という見事なサイズだ。タモを使おうか悩んだが、ガッチリ口先の硬い場所にハリ掛かりしているので抜き上げた。満面の笑み。やめられないなあと感じる瞬間だった。

その後、追加で小ぶりを釣り、結果はアマダイ8匹で納竿となった。アマダイはすでに折り返し地点に入っているが、大型の出る時期でもある。ぜひ機会を見つけて釣行してほしい。

<週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕/TSURINEWS編>

わし丸