下げ潮に期待していると、小栗さんが良型のヒガンフグを釣り上げた。船中でもパラパラとヒガンフグが釣れだし、下げ潮が効き始めたようだ。そろそろヒットしてほしいと思っているとズシッと重くなった。良型なので慎重にリールを巻き、ジャンボヒガンフグを取り込んで安心した。
ジャンボヒガン追加
これで調子が出るかと思ったが、しばらくの間アタリなし。気分転換で前回良かったカワハギザオにすると、サオ先に微妙な変化を感じてアワせるとヒット。今度もズシッと重い。取り込んだのは1匹目より大きいヒガンフグだ。この2匹で今夜の食事は十分楽しめそうだと気が楽になった。
しばらくすると、今度もズシッと重くなるアタリ。この日一番の強い引きで1kgオーバーだと確信したが、姿が見える直前にハリ外れ。残念だ。

その後アタリが止まり移動する。ポイント到着直後から船中でコモンフグがパラパラと釣れ、私にもヒット。2匹連続でヒットしたが続かず、沖上がりとなり納竿した。
海水温が下がって活性が悪く全体的に良くなかったが、大型のヒガンフグが釣れたので良かった。船宿でむき身にしてもらったフグはテッサ、昆布締め、フグ雑炊に。食卓は豪華になった。
<週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘/TSURINEWS編>
石川丸

石川丸(いしかわまる) >
大型船3隻体制で、四季折々の人気の釣り物が楽しめます。春はアジやメバル、マダイ、夏はイサキやキス、タコ、タチウオ、秋はマダイやカワハギ、冬はフグやヒラメ、青物など中小物から大物までお任せください。ビギナーからベテランまで幅広いお客様に愛される船宿です。
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年3月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。