テーマは「吉森HCで竿頭を獲るぞ!」。栃木県小山市にある協定・吉森へら鮒センターにて、何とか数の上では竿頭だった吉田のメーターセット。今回からは釣り方の詳細を紐解いてみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【吉森HCで竿頭を獲るぞ!:第2回】

釣り座選定も重要

生涯一度もウドンと言うエサを触ったことがない記者。セット釣りに縁がないのだから、当然だがセットのバラケにも疎い。疎いどころか、正直チンプンカンプンと言ってもいいだろう。

そんな記者が果たして吉田のセット釣りを解説できるのか。いや、間違いなくできないだろう。

しかしそうは言っても中身はヘラブナ釣り。ウキの動きを見ていれば、何かしら疑問が湧くものだ。そこでベテラン読者にはたいへん恐縮ではあるが、これからの原稿はセット釣り未経験者としての視点で解説させていただく。早い話が吉田を質問攻めにしただけなのだが、彼はその都度記者にもわかるようやさしくていねいに解説をしてくれた。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【吉森HCで竿頭を獲るぞ!:第2回】吉森HCの釣り座(作図:週刊へらニュース編集部 関口)

それでは順を追って見ていこう。まずは入場時の話。

到着は池がオープン前の6時30分。気温は何とマイナス7度と冷え込んでいた。

吉田康雄

「関口さん、おくつろぎのところ悪いですが、そろそろ釣り座に向かいませんか?」

 

ストーブの前から離れられない記者を尻目に、吉田はさっさと道具を背負って目的の釣り座へと急いだ。

吉田康雄

「最低でも桟橋の山向きが理想で、できれば140番周辺に座りたいですね」

 

それだけポイント差があるってこと?

吉田康雄

「実はそうなんです。それに今日は午後から南風が吹く予報なので、可能な限り風を背にしたいので」

 

なるほどね。確かにオーナーとの雑談でも、できればそのへんに座ったほうがいいよと話されていたよ。底釣りでもないのに関係あるのかなって記者は正直思ってたけどやはりあるのね。

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