さらに水の色も、透明度が高かったクリア色から泥質の川底は茶色となる。水面も風春一番などが吹き荒れ、濁りと同時に風で飛ばされた草木のゴミが大量に浮かぶ場所もある。これもこの季節独特の風景だ。水面と水中、両方を注意深く見ていれば魚が釣れる合図が自然とわかってくる。

釣り場で魚以外の「春」を見つけよう! 季節の変化に気づくことが釣果にもつながる?春は濁りとゴミが激増?(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

季節の変化の注意点

さて、最後に季節の変わり目に注意しなくてはいけないことを簡単に書いておこう。暖かくなったり寒くなったりと、最近は気温の乱高下が激しいが、こうなると体がついていかないものだ。見た目何ともなくても、確実に体はダメージを受けているものだ。特に腰や膝などは要注意で、一度壊すと、魚が釣れているときでも休まなくてはいけなくなる。つまり、春の一番良い時に釣りに行けないという苦痛が待っている。なので、暖かくなって何となく気分が上がってきても油断してはならない。花粉症の人も同様に釣りなど行けないだろう。

気が付けばもう3月。陸にも水の中にも確実に春が来ている。体調管理には気を付け、花や鳥を眺める余裕を持って、今年も釣りを楽しみたいものだ。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>