「これは絶対にバラしたくない」と、とにかく急いで巻く。「ちゃんと立てないと切られるぞー!」の言葉通りに必死でサオを立ててこちらへ引き寄せる。ヒラスズキも必死に抵抗しているが、何とか無事にキャッチすることに成功。「やったー!本当に釣れたんだぁ…」とあっという間の出来事で喜びの実感が後から押し寄せる。

サイズは40cmオーバーとさほど大きくはないものの、そうは感じない引きの良さに驚いた。前触れもなく急にゴンっとくるところがまたヒラスズキを釣りたいと魅了されるポイントなのかもしれない。

磯ヒラスズキゲーム初挑戦で本命をキャッチ【熊本・天草】同行者全員安打も達成!ヒラスズキをゲット(提供:週刊つりニュース西部版 熊本市・松尾仁美)

ベテラン日高さんに58cm

引き続きその場所を狙っていると、次は日髙さんにヒット、しかも大きそうなアタリだ。

サオ先をずっと眺めているとかなり重そうなサオのしなり方をしているなとうかがえるが、さすがベテランの日髙さんここは危なげなくキャッチ。58cmの丸々と肥えた雌のヒラスズキを釣り上げた。

ルアーはスイッチヒッター95S。離岸流を攻めた日髙さんの確実な判断の釣りが功を奏した。

磯ヒラスズキゲーム初挑戦で本命をキャッチ【熊本・天草】同行者全員安打も達成!ベテランの日高さんが揚げた1尾(提供:週刊つりニュース西部版 熊本市・松尾仁美)

藤島さんにも40cm超ヒラスズキ

さあ、大きな魚を目の前にみんなで感動するも、ここで釣れる気配しか感じない藤島さんの闘志に火がついた!が、ここでは釣れず…次の場所へ移動となる。

次の場所はこの日2番目に入った場所。ここは日髙さんが2度バラし、ヒラスズキは間違いなくいると確信したが、今じゃない後ほど来ようと判断した場所である。

そうとなるときっと来るだろうと心はやる気持ちを抑えつつ、懸命に波を見ながら投げていると…ここでついに藤島さんのサオにアタリが…いや根掛かりかの反応も、いや、これはアタリだと確信。

必死で魚を引き寄せ、見事、藤島さんも初の40cmオーバーのヒラスズキを釣り上げることに成功した。ルアーはサイレントアサシン95Fキビナゴ。

磯ヒラスズキゲーム初挑戦で本命をキャッチ【熊本・天草】同行者全員安打も達成!本命手中に笑顔の藤島さん(提供:週刊つりニュース西部版 熊本市・松尾仁美)

全員安打、貴重な体験に大満足