怒らせると怖いタイプの攻撃を受けないために大事なのは、彼らから嫌われてもいいが、決して恨まれないことだ。
嫌われると恨まれる、一見すると同じに思えるが全く違う。嫌われる、とは「この人は自分とは合わないな」と相性が悪いと感じさせることである。
たとえば、このような強めの主張を書くと、一定数の人から「お前はおかしい」「お前のようなやつは嫌いだ」という趣旨のコメントが届く。人間関係における相性の問題からは誰も逃れることはできない。「お前が嫌いだ」と評価者側の人も、他の人から評価されているという事実がある。だがそれ自体は問題ではない。
問題は恨みを買うことだ。ではどんな時に恨みを買うのか?それは「金銭、プライド」の2つに打撃を受けた時だ。
恨みを買う2大要因は「お金」と「プライド」
相手から恨みを買う話題は2つある。
1つ目は金銭トラブルだ。一例として「相手にお金を取られた!」と相手に感じさせてしまうことである。
よくネット上で詐欺師が不義理を働くのを見ることがあるが、「怖くないのか?」と思ってしまう。お金の恨みは恐ろしい。お金の恨みを買ってしまうと、怒り心頭の相手からどんな復讐をされるかわからない。できる限りクリーンにしておくべきだ。
2つ目はプライドである。筆者は言い回しに気をつければ、相手の行動や意見を否定するのは構わないと思っている。だが、相手の人格やプライドに口を出すと恨みを買う。このボーダーラインを間違えると恐ろしい。
「その意見については自分は違う意見を持っている。たとえばこの信頼のおけるデータでは異なる結果を示している」
これは事実ベースで、相手の意見に異なる視点から提案をしているので恨みまでは買わない。一方で次のケースは非常にまずい。
「本当に頭悪いよね、こんな簡単なこともわからないの?もっと頭が良くなる努力したら?」
一見、同じように相手を否定しているように見えるが、実は否定の対象が違う。こちらは相手の能力や生き方を否定している。こうなると相手から恨みを買ってしまうのだ。