重めのシンキングペンシルに代えて明暗付近へ第一投。風で流しにくいが、流れに乗せるとすぐに食ってきた。あまり大きくないが、とにかく元気な40cm級のシーバスだ。

波立った水面で軽いルアーでは何をやっているかわからなくなるが、水面付近での反応がいい。

レンジがシビア
それならとフローティングミノーを何とか投げて早めに巻くと、驚いたことにすぐアタリがある。

軽くジャークしてもアタリが連発する。しかし、全く針に掛からない。潮が引き始めてようやく同サイズを追加することができたが、かなりシビアな状況だ。レンジ(魚の泳ぐ層)を少しでも外すと食わないし、見向きもしないようだ。そうこうしているうちに潮も引いてアタリがなくなったので終了とした。

強風時こそ狙い目か
今回の釣行もそうだったが、前回の養老川でシーバスを仕留めたときも風が強かった。どうやらこの「風」がプラスに働いていることは間違いないようだ。確かに濁りが入り、警戒心をなくすかもしれないと考えると、強風時こそ狙い目なのかもしれない。こんな日は他の釣り人も少ないので、ポイントさえも独り占めだ。

しかし、釣り人側はかなり辛くなる。少しの風ならいいが、今回のような暴風並みになると、どんなに釣れていても気持ちが折れる。3月になれば暖かい日も多くなるが、まだまだ寒い日もあるはずだ。防寒対策と体調管理はしっかりして、条件の悪い日こそ、あえて挑戦してみてはいかがだろうか。もちろん無理のない範囲でだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>