と思ったら吉田はすでにいもグルテンを使ったブレンドエサを作りはじめていた。

もちグルとのブレンドだね。ブレンド比は?

吉田康雄

「もちグル25㏄+いもグルテン25㏄+水70㏄ですね」

 

なるほど、たんにわたグルからいもグルテンにすり替わっただけね?

吉田康雄

「はい。水の分量も同じで、わたグルブレンドと比べると、ややタッチが軟らかくなります」

 

竿や仕掛けは、何も替えずにエサだけをいもグルテンブレンドに変更。底ダテも再度やり直し、タナを上バリトントンに再設定して再開する。

 

常連は強い

するとこれが功を奏したかどうかは別として、まるで生まれ変わったかのように、ウキがよく動くようになる。すぐに35cm級がヒットし、その数投後には当日最大となる37.2cmも出現。カラツンを多くもらいつつ、気づけば再開後わずか1時間で4枚も追釣してしまった。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【底規定の池を攻略するぞ!:第4回】午後は追い上げを見せた(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

これで計8枚だね。やったじゃん!

吉田康雄

「いえ、それがそうでもないんですよ。対岸の常連を見てください。さっきからアタりっきりの絞りっきりです。漏れ聞こえてくる話ですが、午後からはじめて、すでに8枚も釣られているようです」

 

だとしたらスゴいね。単純に吉田の倍だ。

吉田はその後、1枚を追釣し計9枚で15時30分に納竿したが、同時刻に納竿された吉田の左並びにいた常連は「今日はカラが多かった」と嘆きながらも10枚を釣られたそうだ。

吉田康雄

「うーん……、今回も完敗ですね」

 

そのようだね。吉田的には昨年の汚名を晴らせたようだけど、こうも常連との差を見せつけられてはねー(苦笑)。

ちなみに来月も常連強しの池が舞台だから、しゃかりきになって頑張ってね!

吉田康雄

「人ごとみたいに言わないでくださいよー」