一方、ハクは小さな幼魚なので、イソメのバチとは少し違うルアーを使う。基本は小型のキビキビ動くものになるが、水面に波紋を出して泳ぐ受け口タイプのルアーも悪くない。しかし、非常にシビアな釣りなので、レンジや動きが少し違うだけでも全く反応しないことも多い。また、ワームなど意外なルアーで釣れることもあるので、これは試行錯誤しながら探っていくしかない。
シーバス始めるなら今(冬)でしょ!
このように、シーバスは冬~春にかけて面白い釣りができることがわかってもらえたと思う。シーバスは夏の終わりから秋になると、産卵に向けてエサを爆食いするので誰にでも釣りやすくなる。さらに暑さも落ち着くので、秋のシーバスフィッシングは初心者や本格的にのめり込む人には最適だ。

しかし、本当に面白い釣りを味わうなら、寒くても冬から始める方が断然おすすめだ。もちろん、桜咲く春本番からでも遅くはない。冬のバチや春のハクで腕を磨けば、秋のハイシーズンは他人よりも釣れるようになることは間違いない。そうなると、シーバスフィッシングを極めるなら、「今(冬)でしょ!」となる。

この記事が出る頃には春が近づく頃になっているかもしれないが、新しい季節の始まりに、シーバスフィッシングを楽しむのもいいかもしれない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>