また、ロックフィッシュゲームも近年タックルが細分化されてきており、さまざまな釣り方でアプローチするバスフィッシングに近いスタイルになってきているのではないかと筆者は考えています。
そして何より、北海道・東北のロックフィッシュゲームはトーナメントが盛んです。近年のロックフィッシュゲームの事情を考えても、バスフィッシングから学べる点は多いのではないかと思い、勉強してみることにしました。

青木大介さんの著書で学べたこと
実際に青木大介さんの著書から学んでみて、筆者が特に勉強になったことを2つ挙げてみました。
バス釣りを簡単にする10のアドバイス
青木大介さんが日米を股にかけてトーナメントで活躍し、積み上げてきた知識・経験が詰まった10のアドバイスが紹介されています。その中でも筆者に特に刺さったのは、ADVICE01の“引っかかる場所には、引っかからないルアーを”という考え方でした。
ロックフィッシュはその特性上、漁港内の根固めブロック、被覆ブロック、敷石、海藻帯などの引っかかる場所を攻めなければ、なかなか釣果につながりにくいです。
ロックフィッシュゲームに置き換えると、同じリグでも障害物に対する引っかかり具合で、シンカーの重さやボリュームの調整、オフセットフックの大きさ・形状などを“適材適所”で使い分けることが大切だと改めて感じました。
当たり前のことではありますが、普段の釣行からもう少し意識していきたい点だと勉強になりました。
青木大介に学ぶ「フィネスサーチ」の思考回路
冒頭のページでは読者に対して質問を投げかけ、その次のページで青木大介プロなりの質問への答えが記載されており、読者に考えさせることで釣りに対する知識が深まる構成になっていると感じました。
実際に回答してみることで「あぁ!なるほど!」とすごく納得する部分が多く、読者必見の章だと思います。中でも筆者が特に刺さった部分は、“とりあえず釣ってヒントを得よう”という考え方です。