また、海外では公益通報者にあたる捜査官やタクシー運転手、裁判で代理人弁護士を務めた西廣弁護士に関する無断録音・無断録画の映像が公開され続けていることにも問題があると訴えました。

これに対し、伊藤さん側は、指摘された内容は「不正確」であり、「伊藤さんの名誉を毀損するおそれがある」と反論し、「伊藤さんの名誉を毀損する」としています。しかし、自ら説明の機会を求めていた伊藤さんは、体調不良で自信の記者会見を中止してしまいました。

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映画には、伊藤さんの民事裁判の証拠映像(ホテルの防犯カメラ映像)が使用されていますが、この映像は「裁判以外に使用しない」という誓約書の対象でした。伊藤さんの元弁護団は、映画公開前の内容確認を求めましたが、事前に連絡がなかったそうです。伊藤さんは、自分はホテル映像によって被害を救済してもらっていながら、今回の映画により、今後の被害者救済の途をふさごうとしてしまっていることになります。

伊藤さんは今回の件で、東京新聞の望月衣塑子記者の記事が事実と異なり名誉を毀損されたとして、望月記者に330万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していましたが、こちらの推移も注目が集まります。