立憲民主党の現実
一強多弱と言えなくもない日本の政局は、自民党の党内政局の果てに、石破茂というどうしようもない総理大臣を生み出すことになった。
それもこれも、政治資金規正法上の不記載問題が生じ、最も簡単に政権交代が出来てもおかしくない状況にありながら、それを成し得ない脆弱な野党陣営によるところが大きい。これは再三に渡り指摘したことで、つまり今回の衆院選は政権選択選挙などとも言えない、有権者の悲哀の一つの現れなのだ。だからこそ、弱々しく主張に乏しい野党陣営に政権を渡してはならないとも言える。
立憲民主党は無党派層にも一定の支持があると言われている野田佳彦元総理を代表に立てることで、立憲民主党支持者のみならず、自民党に不信感を抱いている有権者の取り込みに必死だ。
先日のReHacQでは、立憲民主党の小西ひろゆきと中馬一馬前衆議院議員が出演し、ひろゆきと西田亮介日大教授とで、今回の衆院選を踏まえつつ立憲民主党の今後について討論を行った。その中で小西ひろゆきはひろゆきの質問を理解出来ず、自己主張に終始し、相変わらず簡単なことを4倍くらいの時間をかけて小難しく回答するということを繰り返していた。
ひろゆきは、ああ見えて思想性としてはフラットであって、討論の場での自分の立ち位置を意識しつつ、討論の中身そのものが前進することに終始している。その結果、相手の言ってることの矛盾点や、疑問点を突いているに過ぎないのだが、小西ひろゆきは喧嘩を売られているくらいにしか思ってないのだろう。
ひろゆきと共演した小西ひろゆきは、常にひろゆきを言いくるめること「しか」考えていない。それを小西は「論破王を論破する」と言ってるが、聞いてるこちらは、論点のすり替えでしかなく、論破でも何でもない。国会の質疑と同じで、ご自分は東大卒で経産省出身のエリート意識が腐臭となっていることに気づかず、ひたすらに頭がいい自慢を繰り返している。それは、有権者視点から見ると、腐臭なのだ。臭いのである。