釣行を開始して30分、ようやく1匹目がヒット。ルアーの動きが鈍くなり、若干の重みがサオ先に乗る。その後、ハゼがグルグルと回りながら浮上。釣れたのは13cmのハゼ。

口がシャベルのように変形しているのがオス。メスと比較するとナワバリ意識が高く、ルアーで釣りやすい印象だ。

長良川河口のハゼクラ釣行で17cmマハゼと対面【三重】エサ釣りとは異なる釣趣を満喫1匹目は13cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

良型17cmキャッチ

その後、水深1mのポイントに移動し、堤防の岸壁を狙う。根掛かりのリスクが高い場所ではあるが、サイズが期待できるポイントだ。慎重にリールを巻いてルアーの挙動に集中する。

次第に日が暮れて、水面が赤く染まる。水面にボラの群れがボイルし始めた瞬間にヒット。根に潜ろうとする力強い引きでサオを引き込む。大物の予感を感じつつ、サオを立てて浮上させキャッチすることができた。釣れたのは17cmのハゼ。まれに越冬する2年物の良型個体だ。

平均サイズが小さく、苦戦が続いたが、何とか2匹キャッチすることができてひと安心。まだ釣りたい欲はあるが、暗くなる前に納竿した。

長良川河口のハゼクラ釣行で17cmマハゼと対面【三重】エサ釣りとは異なる釣趣を満喫強烈な引きを見せた2年物の17cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

秋の日はつるべ落とし。日が短くなるにつれてハゼも成長して、サイズは大きくなっている。

季節が進めば20cm超えの大物も射程圏内だろう。成熟したオスは産卵行動のため、より一層ナワバリ意識が高まり釣果が伸びやすい。ルアーフィッシングはエサ釣りにないテクニックや大物を狙い撃ちできる魅力が詰まっているので、この機会に試してみては。

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>