陸側にかなり離れたところに常夜灯がついた場所で、消波ブロックに乗った。事前に確認していなかったのだが、新月の夜だったのだ。道理で離れた場所からの常夜灯の明かりが効きまくっている。そこで油断が生じた。なんと場所を変えた一発目にアジが食ってしまったのだ。
だが、消波ブロック・アジングの常で、手前ぽろり。タモに入れようとする直前に見えたのだが、サバだったかもしれない。アジだったかもしれない……。
まあまあ良型だった(過去の画像)(提供:TSURINEWSライター井上海生)
正体を見ることができなかったが、何にせよ、フグ・ベラとは違う魚が入っているということだ。そこで散発的にアタったが、多投のせいか若干プレッシャーがかかったようで、一旦場所を移動。
2時間で1尾、良型は手前ぽろり
また別の場所でアジのアタリをいくつか感じる。ノセきれない。こいつは豆々アジなのだと睨んで極小リグにチェンジ。ワームとヘッドを合わせて、小指の爪半分のサイズだ。さっきぽろりした場所に入って投げ直すと、またもや一投目にヒット。よし、今年初の秋のアジ、キャッチだ!
なんとか豆々アジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)
そのあと、最後には中アジをまたぽろりしてしまい、3時間で合計1尾の結果に終わった。しかし、その最後のアジは姿を見ることができたので、少なくとも豆々アジと中アジの2つの群れがいるのもわかった。どうやら、沖に向かって投げた表層でつついてくるのが豆々アジで、手前の明暗の切れ目をふわ釣りするとガッと食い込むのが中アジのパターンのようだった。今の深日港でベリーハードなアジングをするなら、この例を参考にしてほしい。
しかし、まだまだ時期的にアジングは難しいのだと思わされる釣行になった。ポイントをサーチしきれていないこともあるし、たとえば同じ泉南でも多奈川ならもう少しアジが多いだろう。ひとつ言えるのは、どうやら秋の回遊は始まりかけているらしいこと。今後上向いていく期待が持てる。