上手くカワハギをフッキングさせたら、あとは取り込みと活〆だ。詳しく見ていこう。
一瞬軽くなる
カワハギは掛けた直後、フワっと水面に向かって浮きあがる事がある。この時に「あれ?外れたかな?」と油断してラインを緩めてしまうと、バラすリスクが大幅に上昇してしまう。アワセを入れたらリールを素早く巻き、一気に底から引きはがしてしまおう。
横走りに注意
カワハギは底に突っ込むよりも、体を横に向けて横走りすることが多い魚。テトラや藻場といった障害物付近で掛けた場合は遊んだりせず、手早く一気にリールを巻き取りたいところだ。また、すぐ傍に別のアングラーがいる場合はオマツリするリスクもあるので、ドラグはややきつめに設定しておきたい。
良型はタモを
20cmを超える良型は、テトラ竿で抜き上げようとすると結構な重さを感じるはず。またカワハギの特性上、口の皮一枚に掛かっている事も多い。そんな時は無理をせず、タモで取り込みたいところだ。
コブダイは比較的よく見る外道(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
また、外道でコブダイの子供(30cm~40cm)やサンバソウがヒットすることもある。釣りを始める前に、念のためタモを用意しておくことをオススメしたい。
活〆はナイフで
カワハギの〆方だが、(1)ツノ部分を付け根から折り、(2)脳天(目とツノの間)をナイフで刺す。(3)エラ蓋からナイフを入れてエラを露出させたら、(4)エラの付け根を切る。その後、氷入りの海水に入れて魚体を振りながらしっかり血を抜こう。
〆方の手順(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
こうすると綺麗に血抜きが出来るので、帰宅した際に血が回っていない真っ白なキモと対面できるはずだ。著者は様々な〆方を試してきたが、20年ほどやってきてこの方法がベストと考えている。
美しいキモ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)