コツはウキが水面よりやや深く沈むようにウキ下を調整し、魚信があったら横走りした後、ウキが停止して約10秒から20秒ほど待って、ゆっくり竿を上げると釣れていることが多いです。
あくまで一例ですので、ここは各々チャレンジしてやってみてください。魚信がなければ、次のゴロタ石に仕掛けを入れ直す……これが一連の流れとなります。
ハゼをキャッチ
当日は気温30度で水温もそこそこあるためか、食い渋りが酷く、魚信がありませんでしたが、開始から40分ほどしてウキが下へ強く引き込まれたので竿を上げると、確実にエビとは違う生命感の引きが伝わりました。
手元に来たのは、予想していましたが小型のハゼ、通称デキハゼです。当日はすごく多くて、針から少しだけ垂らした部分を囓るのですぐに魚信が現れます。
秋に大きくなって再会を願いたい(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
本命のテナガエビを手中
ポイントをやや移動し、水中にブロック塀の障害物があるので投入すると、すぐにウキがスーッと横走りしました。数秒後、軽く上げると伝わるのはピピッ、ピピピッ…というテナガエビ特有の動きが楽しめ、手元に寄せるとメスのテナガエビが釣れました。
再度、同じ場所に入れ直すと、連続でメスのテナガエビが。2年ぶりの再会なので嬉しいのですが、メスの個体で抱卵しているので、基本リリースすることにしています。
メスのテナガエビをゲット(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
ハゼとセイゴを追釣
途中で熱中症にならないよう適度な休憩と水分を取りながらさらに移動し、試しに餌をオキアミに変えてみました。仕掛けも足元狙いから沖に向けて振り込んでみると、すぐに来たのは形の良いハゼです。
良型のハゼをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
しばらくして沖狙いで振り込むと激しい消し込み魚信があり、竿先もこれまでとは違う曲がりを見せました。内心「型のいい鮒でも喰ってきたかな?」と思いましたが、姿を現したのはセイゴの赤ちゃん。