楽天やアマゾン等ネット通販でもう買えない物はないんじゃないかという現代、釣り具も例外ではない。ほぼなんでもネットで変える現代だが、それでも店舗で買う方がオススメのものもある。元釣り具屋店員が解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
実店舗で買った方がオススメなもの
保証書の付くロッドやリールは店舗での購入をおすすめする。店舗での平常時の値段と比較するとネット通販の方が若干安かったりするのだが、店舗で定期的に行われる夏や冬のセール期間を利用すれば価格面ではそう差はない。店舗での購入をお勧めする理由は価格面ではない。
まず、購入時に自分の目で確かめることが出来るということ。実際の商品の状態を自分で確かめることで購入する前に初期不良がないかどうかのチェックができる。リールであれば巻き感の確認やキズの確認などを行う。ロッドは曲がりの確認や継ぎ目に傷が無いか、ガイド部分に破損が無いかをチェックする。自分で確認した後は店員もチェックするので安心できるだろう。
次に故障・破損時の面倒くささがある。店舗で購入したものであれば、その店舗に持ち込めばよい。状況を店員に説明すれば、店員が修理票に記載し預かってくれる。その後は店舗からメーカーに配送され、修理後はまた店舗に帰ってくるので受け取りに行くだけでよい。
通販で購入した場合、故障・破損時は自分で梱包して購入先の指示する場所に送らなければならない。(保証書の無いリールや、保証書を使わずパーツ注文対応の場合は通販で購入したものでも店舗で受付してくれる)
基本的に電子部品を含まないリールは値段に関わらず保証書が付属しない為、初期不良以外での修理はパーツ代と工賃をそのまま請求される。だが、店舗によってはそのお店独自の保証制度を行っているところもある。筆者は過去にスピニングリールの修理を購入店舗で依頼した際に、そのお店独自の保証システムのおかげで修理費用が半額ほどになったこともあった。(このようなサービスはお店ごとに有無や内容、条件が異なる)