小石河連合というものは信念なき野合であったたことを3年をしてここに暴露しあえなくその化けの皮が剥がれてしまったのである。
変節漢の原発ゼロ
変節漢とは石破茂氏のことである。変節漢とは自分の主張をその都度都合よく易々と変える輩のことである。
上記2021年の論において、石破氏の変節漢たる所以を2点あげた。
- 自民党への裏切りを繰り返してきた。
- 地方行脚における住民との対話交流において自らの信念とは真逆の甘言を平気で弄する。
特にこの地方行脚の甘言弄は看過できない。なぜなら氏は〝地方創生〟を信義にし売りにしている――自身が鳥取の田舎出身であることをいいことに――が、それさえもその信に疑ありと思わざるを得ない。
私は、国家の安全保障や軍事に詳しいとされている石破氏が、それらと密接な関係にあるエネルギー安全保障そしてその重要なツールである原子力発電所の関係をないがしろにして原発ゼロを標榜するのはちゃんちゃら可笑しいと常々感じてきた。
空想にすがる原発ゼロ
石破氏が原発ゼロを明言したのは2021年の8月である。ジャーナリスト・青木美希氏とのインタビューに答えている。要点を押さえると下記のようになる。
――原発をゼロにしたいと思う理由は?
石破氏:再生可能エネルギーで、エネルギーの供給は可能だということです。(中略)
原発ゼロだと断言して政策を正面に掲げないのは、そこに至る道ずじをどうするんだというのを自分で納得できていないから。
――ゼロにしたいと思ったのは、原発の危険性がわかったからですか。
石破氏:ゼロにしなきゃいけないけれども、道筋を示さなければ政治家として責任を取れないでしょう。エネルギーが足りない、足りないんだったらと、そうならないようにしなければいけない。(後略)
氏の率直な思いがストレートに出ている。
再エネでエネルギー供給は可能と言い切り、それに重ねて、「ゼロにしなきゃいけないけれども、道筋を示さなければ政治家として責任を取れないでしょう」と言い切っている。