近年の気象は何処かおかしい。雲ひとつない晴れ間が続いていても、数時間後には車が水没するほどの豪雨になることも珍しくない。こんな時、特に川の釣りでは増水に注意しなくてはならない。
気候変動はもはや止められない(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
これは何も渓流釣りに限ったことではない。陸っぱりで今まで立てていた場所でも、いつの間にか足元まで水が来ている場所もある。護岸整備された都市型河川でも、足元が悪いと落水など新たな危険も発生する。さらに、大雨になれば同時に雷も発生する可能性もあるので、雨を甘くみてはいけない。
水量はあっという間に上がる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
対策
釣りの予定を立てる場合、潮回りだけでなく天気予報なども気にしてほしい。特にゲリラ豪雨の情報には気を付けてほしい。
晴れていてもすぐにこうなる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
もしも釣り場で急な大雨に遭遇したら、あくまで一時しのぎになるが大きな橋脚の下へ避難し、天候の回復を待つ方法もある。特に駐車場が遠い河川での釣りだとこれしかない。しかし、そうなる前に釣りを止めて撤退することを強くおすすめする。
天候の急変には注意(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
BEST3:熱中症
すでに対策してる方も多いのでないかと思うが、今一度危険性や対策を見直してほしい。関東でも最近では日中で40度近くなる日もあるくらい、日差しが危ない。真夏の日中、朝からデーゲームをする釣り人も少ないとは思うが、危ないのは何も日中だけではない。夕方や夜でも蒸し暑さで体力を奪われることを知っておいてほしい。
特に風が弱いと体感温度は昼間と変わらず、ジワジワと体調が悪くなる感覚は非常に怖い。日中の気温が異常に高い日は夜でも注意が必要だ。
対策
まず暑さと皮膚へのダメージ、さらには虫対策として長袖長ズボンは必須となる。接触冷感タイプのアンダーウェアを下に着るのがおすすめだ。水分補給は言うまでもないが、塩分も同時に補給してほしい。(過剰摂取は厳禁)そして、1番の対策は筆者の経験上、意外にも睡眠だ。
熱中症対策には塩分も(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)