理由はわからないが、電源が入らないとは想定外だった。予備バッテリーなど、初めて乗る遊漁船では不測の事態に備えなければいけないと感じた場面だった。
結果として、電動リールを手巻きで終日操作することになってしまった……。
アタリはあるがタチウオの食いが浅い
船長の指示棚を狙っていくと、タチウオらしき当たりが出た。しかし……肝心のタチウオが乗らない。でも当たりは出る。しかも完璧に乗った!と気持ちを高ぶらせて巻いていくと、フッと軽くなってしまうのだ。今回、私と一緒にタチウオに挑戦した仲間も同様だった。
仲間はタチウオ専用のルアーでジギングを行っていた。DAIWAの鏡牙などのルアーにはアシストフックとリアフックがあるにもかかわらず、乗らないと嘆いていた。
良型タチウオをキャッチ
何度も何度も当たりを繰り返すが、タチウオが乗らない……。棚は分かっているのに辛い。それでも根気よくリフト&フォールを繰り返していると、さらに強い当たりがあったが、またしてもフッと軽くなってしまった。
急にロッドが小刻みに揺れて糸ふけが起きた。すぐさま船長から「食い上げだよ、早く巻け」と激が入る。バラし続けたことと船長の激励でようやく理解した。タチウオは上に上にと食い上げる特徴があるようだ。必死に巻き上げ、ようやく1匹目を釣ることができた。指4本サイズで比較的大きな型だった。
フックの掛かりが甘い
ルアーフィッシングとは違い、餌をダイレクトに見せる「テンヤ釣り」は基本的には当たりが多い。しかし、掛かりが甘いようだ。
ルアーはフロントフック、リアフックなど、引っ掛けられる可能性があるが、テンヤはシングルフックのため、フッキングをしっかり口元に掛けなければタチウオは確保できない。
タチウオの食い上げには高速巻きが有効
タチウオは、船長が言った通り、猛烈な食い上げをする。そのため掛けたら高速で巻き上げる必要がある。ルアーフィッシングではハイギアが必要だと感じた。また電動リールも高速の巻き上げが必要だと感じた。