小学生の子供がいる家庭ならば、子供たちと一緒になって何かを考え、どんなことに興味を持たせていくかを実際のこととしてお話しできるのですが、そろそろアラコキ年代になり始めようとするジイには、少々容易ではなさそうです。ですが、今回のこの特集記事は、自身の体験談もということなので、ひと昔10年と言われますが、6昔ほど前のことでも今でも十分に小学生の夏休み自由研究としてのヒントになるかもしれません。

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ベテラン釣り師の60年前の自由研究は【新宿歌舞伎町周辺でのザリガニ釣り】

60年前の自由研究

今は、播磨灘の景観が好きで、明石沖やら家島諸島でボート釣りをして、四季折々の魚を追いかけています。しかし、育ちは「歌舞伎町」でした。区役所通りの鬼王神社の周辺を校区に持つ小学校のころです。東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通した時代ですから古いお話です。

先生が夏休み前に自由研究は何にするかと聞いたので、歌舞伎町の怪しげなエリア探訪はどうかと言ったら、いきなりひっぱたかれました。精神注入棒なる竹竿を持っていて、よくしなり痛いのです。日常茶飯事のことですが、聞くから言ったのにという感じです。

小学生でも夕方までの歌舞伎町は、遊びのエリアでしたし、町内に友人も多くいたので別に問題ありませんでした。ただ、通りから見える路地の奥には怪しげな建物が存在していて、なにやら宇宙人のようなおねえさんが立っています。何屋かわからないながらも子供なりに不思議な世界を見ている興味がありました。

北は、戸山公園から南の新宿御苑くらいの南北に長いエリアが、遊びの冒険エリアでした。怪しげなおねーさんから戦時中の地下通路も残る、子供には広大なエリアで、日々走り回っていた時代です。

歌舞伎町周辺でザリガニ釣り

歌舞伎町の怪しげなエリアに興味津々なれどひっぱたかれたので、何にしようかと子供ながらに考えました。本を読んで感想文的なことは、学級委員でもないのでできっこないし、がらでもない。