サビキ釣りならまだしも、アジングには専用の「タックル」が必要とされる。タックルとは、竿とリールと、イトとルアーの組み合わせのことだ。「アジングタックル」というと、以下のようなものとなる。
アジングタックル見本(提供:TSURINEWSライター井上海生)
アジングタックル要件
・150cmほどのアジングロッド
・1000番台のスピニングリール
・エステルライン0.3号
・ジグヘッド1g程度、1.5inch程度のワーム
専用タックルを準備するには、最小15000円のお金がかかる。ここはお家の人と相談してみよう。
いざ実践!
アジは春夏秋冬釣ることができる魚だ。自由研究の季節となる夏は、アジのサイズは小さい。俗に「豆アジ」といわれるサイズで、なかなか難しいが、釣る確率を高めるために2つの重要ポイントがある。
1つめ。まずは、夕暮れの時間から釣り始めよう。この時刻にアジは沿岸に入ってくる。日没前後30分くらいは「夕マヅメ」といって、アジのおなかが空いている時間なのだ。ルアーへの反応も良くなる。
光のあたる範囲を見つけよう(提供:TSURINEWSライター井上海生)
2つめ。アジは、夜に釣れやすい。そして、アジが溜まる場所は、常夜灯があたる範囲内だ。ここを狙い打つと、釣れる可能性が高い。あるいは、光が当たる範囲から、少し離れたあたりを狙ってみよう。
釣り方は、投げてまくだけ
アジングは、本気でやると奥が深い。数釣りするためには、高度なテクニックが必要とされる。
しかし、「とりあえず1尾」「できればもう3尾」という感覚なら、難しいことは考えなくていい。常夜灯下のポイントに入って、ルアーを投げて、ただ巻いてくるだけ。魚が突いてこなければ、少しだけルアーを沈めてみる。投げてから5秒数えて巻く、次は、10秒数えて巻く……。アジは海中のどこかの層に群れをなして溜まるので、その水深にうまくルアーを通すことができれば、必ず突いてくるはずだ。