とにかく簡単には攻略できないが、我こそはと思う腕自慢の人にはぜひともチャレンジしていただきたい。また記者のように大型一発を狙ってみるのも面白い。そんな二面性を持つのが中沼の魅力なのかもしれない。

ポイント

3つあるステージを含めたその周辺の人気が高く、とくに南のトイレ前周辺(第2~3ステージの間)は未明からポイント確保が必要なほど。逆にあぜ道寄り(東側)は人気薄。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【茨城・中沼】第1ステージ周辺(提供:週刊へらニュース編集部)

ただし常連のほとんどは午前中で釣りをやめてしまうので、午後からの入れ替え戦でメジャーポイントを確保できる可能性は高い。夏場は日が長いので、午後からのんびり向かって夕まづめ狙いがもっとも賢いやり方かもしれない。

なお外周道路は場所によって幅が狭くなっているので、そのような場所の駐車は避けよう。また駐車時の暗がりでの幅寄せは脱輪に要注意。

釣り方とエサ

竿15~18尺の宙釣りが主流だが、なかには21尺以上を振る人も少なくない。逆に乱立する竿の手前をあえて狙っている人も見かける。なおステージに入れれば、野地面より1~2尺短い竿でも周囲とウキの位置をそろえられる。

なお中沼特有のぶら下がり式釣り台を持っているならさらに短い竿でも大丈夫だが、そのような釣り台を持っている人にはアドバイスなどむしろ不要だろう(笑)。

今週のヘラブナ推薦釣り場2024【茨城・中沼】農作業のジャマはしない(提供:週刊へらニュース編集部)

エサは両ダンゴを使っている人が多い。釣るのが難しいのならセットが有効だと思えるが、なぜかそのような釣りをしている人は少数派だ。ただし両ダンゴならなんでもいいわけではなく、とくにエサ持ちには要注意。

ウキには動きとして現れないのでジャミがいるのか確証は持てないが、とにかく軟タッチにした途端にエサが持たなくなる。硬めをベースとし、そこからいかに開かせるか、およびサイズ感などの調整が触りの強弱に直結するような気がしてならない。常連の釣りを見ているとカクシンやカルネバをベースに使い、そこに凄麩やバラケマッハなどで調整しているパターンが目立った。