4人目はクラブ史上初のガーナ人となるMFフランシス・カンだ。前所属のポルトガル2部CSマリティモを含め、キャリアの多くをポルトガルリーグでプレーしている。左利きだが左右両サイドでプレーできるサイドアタッカーで、なかでも特に右ウィングを得意としている。

カンのストロングポイントは「ターンしてからのシュート」や「相手を置き去りにする初速の速さ」だ。前述の練習試合では2試合目に出場。16分にサンチェスからのパスをゴールネットに流し込み、来日初ゴールを挙げた。そのわずか9分後にも、サンチェスからのパスを見事なコントロールショットでゴールネットを揺らし2得点をマークした。

2017~2021シーズンに札幌に所属していた“タイのメッシ”ことMFチャナティップ・ソングラシンを彷彿とさせるようなプレーぶりに期待は高まる一方だ。コンディションも良好との事で、まずはリーグ再開後の公式戦デビューに期待したい。


パク・ミンギュ(FCソウル所属時)写真:Getty Images

DFパク・ミンギュ

水原FC(韓国1部)から完全移籍

  • 背番号:3
  • 誕生日:1995年8月10日(29歳)
  • 身長:177cm
  • 体重:67kg
  • 国籍:大韓民国
  • 代表歴:U17韓国代表(3試合出場)、U20韓国代表(15試合出場)A代表(召集されるも出場なし)

5人目は元韓国代表DFパク・ミンギュだ。前所属の水原FCでは2022シーズン、毎節選出されるベストイレブンで左センターバック(CB)としては最多となる5回の選出記録を持っている。Kリーグ屈指の左CBであることは間違いない。

そんなパクのストロングポイントはスピードと豊富な運動量。攻撃では正確な左足でセンタリングを、守備ではクリアや対人の強さを発揮する頼もしいDFであり、今の札幌には願ってもない補強であると言える。