2人目はシエラレオネ代表FWアマドゥ・バカヨコだ。ここ数年は英国圏のチームを渡り歩き、昨シーズンはスコットランド1部のダンディーで37試合に出場し6ゴールをマークしている。バカヨコのストロングポイントはスピードだが、戦術理解度の高さにも自信を持っている。

7月30日に宮の沢白い恋人サッカー場で行われた北海道教育大学岩見沢校との練習試合(45分×3試合)で2試合目に出場したバカヨコは、終了間際にMF小林祐希の左足からのクロスにヘディングで合わせ、加入後3日で早々と札幌初ゴールを挙げた。

助っ人としてのポテンシャルの高さを遺憾なく発揮したバカヨコは、スタメンでの起用は勿論、“ジョーカー”として後半から起用する方が、足が止まり始めた相手DFの脅威となり持ち前のスピードがより活きるはずだ。また、センタリングからの得点も多く感じることからポジショニングの良さもうかがえる。


白井陽斗(ガンバ大阪所属時)写真:Getty Images

FW白井陽斗

FC琉球(J3)から完全移籍

  • 背番号:71
  • 誕生日:1999年10月23日(24歳)
  • 身長:172cm
  • 体重:63kg
  • 国籍:日本(大阪府)
  • 代表歴:なし

3人目はJ3のFC琉球で今季18試合に出場し10得点を挙げているFW白井陽斗だ。白井はガンバ大阪やファジアーノ岡山を経て2023シーズンから琉球に加入。白井のストロングポイントはスピードであるが、今シーズンは決定力の高さも特に際立っている。

前述の練習試合では2試合目に出場。出場時間30分ながらもMF長谷川竜也のマイナスのクロスを白井がゴールネットに流し込んで1得点をマークするなど決定力の高さがうかがえる。現在大ブレーク中の白井が、J1で低迷する札幌にどのような化学反応をもたらしてくれるのか。覚悟の移籍を決めた24歳の白井に注目が集まる。

フランシス・カン(CSマリティモ所属時)写真:Getty Images

MFフランシス・カン

CSマリティモ(ポルトガル2部)から完全移籍

  • 背番号:70
  • 誕生日:1998年2月7日(26歳)
  • 身長:162cm
  • 体重:62kg
  • 国籍:ガーナ
  • 代表歴:なし