静岡県中部地区は、安倍川、大井川などの大規模河川が隣接しているために、纏まった雨が降ると海が激変する。
当日も前週中以降の大雨により、水潮&土砂濁りの影響が広範囲に広がっていた。
船長は近場のポイントをスルーし、水潮と水潮の間の良い潮が残っている大井川沖の海域に舵を切った。
潮の境目を攻める(提供:TSURINEWSライター・山口悟)
好調な大アジを狙ってまずはSLJ
暫くのクルーズの後、最初のポイントに到着。水深は約40m。同船者は、タイラバとテンヤの方たち。思い思いのスタイルでスタートフィッシング。
自分は潮止まり直後と言うこともあり、好調な大アジを狙ってSLJから開始。魚探で上ずった反応が確認できないため、潮が効きだすまでボトムまでジグを落としてアプローチ。
フラッシング効果を期待し、サムライジグ40gのメタルシルバーベースのケイムラカラーをチョイス。ボトムタッチ後、ジグカラーを最大限に活かしバイトを誘うため、細かいピッチで明滅させることを意識したロッド操作を心掛けると、イメージ通りのヒット。大型のアジ特有の、トルクフルな走りを楽しむ。
細身のフルソリッドブランクスのロッドの曲がりは、いつ見ても美しい。不意の大型魚にもロッド自体のリフトパワーがあるので、安心してファイトができる。
これからこの釣りを始める方には、フルソリッドのロッドをぜひおすすめしたい。上がってきたのは、30cm後半のマアジだった。
アジが好調だった(提供:TSURINEWSライター・山口悟)
大アジとサバがダブルヒット
その後も暫く、良形のマアジの引きを楽しむ。一際トルクのあるアタリと思ったら、大アジとサバのダブルヒット。水質の良い、この海域に魚も集結している様子。
続いて、40cmオーバーの青アジも混ざる。
一般的にはマアジの方が喜ばれるが船長いわく、調理法次第では青アジの方が抜群に美味との事。サバも、この時期はゴマサバの方が油の乗った個体が多く、マサバよりも断然美味。