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2024/08/03
韓国、台湾におけるコロナ流行の最新情報
台湾はわが国と同様にコロナワクチンの接種に積極的である。2023年9月末で、総接種回数は68,158,988回、台湾の総人口は2,335万人なので接種率は292%である。モデルナのシェアが41.5%で、ビオンテックの29.1%、アストラゼネカの22.4%が続く。
一方、日本の総接種回数は2024年3月末で436,193,341回、接種率は349%である。表1には、接種回数ごとの、日本と台湾の接種率を示す。小児を含めた全人口の接種率なので、日本の1回目、2回目、3回目の接種率は、80.4%、79.5%、67.1%であるが、65歳以上の高齢者に限ると、93.1%、92.8%、91.9%とさらに高率である。
東アジアの3カ国では、現在、新たな変異株によるコロナ感染者数の増加が見られるが、韓国では、ほとんど、コロナの流行は話題になっていない。
3カ国間における国民の関心度やメデイアの報道の違いがどこから来ているのかを明らかにすることは、わが国の現状を客観視するのに必要である。さらに、海外と比べてコロナ流行の終息がわが国では遅れている理由を知る手がかりにもなるであろう。
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