ハゼがポツポツヒット
準備を終え、釣り糸を垂らす。早朝にもかかわらずたくさんの釣り人がいたことから入れ食いはほぼ決まり! と密かな希望を抱いていたのですが……実際は、アタリは思ったほど多くはありません。しかし周りをキョロキョロ見渡すと、みなさんコンスタントにマハゼを釣りあげています。対して、筆者の釣果はポツポツの半分かそれ以下のペース。それでも粘って3.6mの竿で丁寧に広範囲を探る。
「何かがおかしい」と認識しつつ、しかし打開策は見つからず。深め、浅め、砂地、岩の隙間。誘いを入れたり、ステイを長めにとったり。色々と手を打つも、無情にも潮止まりの時間が近づき、アタリはポツポツすらなくなってしまう。更には夏の日差しも背後にそびえる背の高い木々を乗り越えてきたことから、ここで納竿を決断。頭の中は「?」で溢れてしまいました。
最終結果
8~10cmのマハゼ10匹。帰り際、筆者の3倍以上のペースで数を重ねていた方に状況を伺った所「イソメがいいよ」とのこと。
7月のデキハゼシーズンは、ホタテもイソメも食いはかわらないどころか、むしろホタテの方が良い、と信じて疑わなかったのですが……勿論、腕の差もあったと思うのですが、「エサはホタテだけではなくイソメ等の虫エサも持ち込むべき」という教訓。「固定観念にとらわれてはいけない」ということを改めて学びました。
釣り場ルールを守ろう
近年、多くの釣り場が「釣り禁止」「立ち入り禁止」という事態になってしまっています。釣りをこよなく愛する筆者としては、これはとても悲しい現実だと思いつつ、同時に危険な場面も幾度か目撃したことから「安全のためには仕方ない」とも思いつつ。というわけで、こういった「頭ごなしに禁止」ではない、釣り人の目線をしっかり取り入れてくれたルールは大賛成! 確かにオーバースローやサイドスローの投げ釣りを禁止にするだけで多くの危険が回避できますよね。
大井ふ頭中央海浜公園でハゼ釣りを楽しむ際は、ハリスは多め、エサは数種類持ち込むことをおススメしますが、タックルは潔く1種類! 勿論、のべ竿を持ってお出かけください。尚、小さな子供を連れて行く場合は、絆創膏もお忘れなく!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>