2020年世界IPO市場が活発化

2020年上半期は、新型コロナウイルスの影響で世界のIPO市場は止まっていたが、下半期から株式相場の回復により再び活発になった。米法律事務所のBaker McKenzieが発表したデータによると、2020年の世界の新規上場企業は1591社で、上場による資金調達規模は2019年より42%増加の3310億ドル(約35兆598億4535万円)で、過去10年で最大規模となった。中国本土とアメリカの市場が押し上げている。

2020年資金調達規模トップ5の証券取引所(写真=Baker McKenzie、チャイトピ!より引用)
2020年業界別新規上場企業(写真=Baker McKenzie、チャイトピ!より引用)

証券取引所別で見ると、ニューヨーク証券取引所の資金調達が790億ドル(約8兆3677億5765万円)で1位である。上場社数で見ると、ナスダックに新規上場した企業の数が272社で最も多い。

業界別で見ると、金融関連会社の新規上場社数が360社で最も多く、次いでテクノロジー企業が257社で2番目に多い。