最大の課題は、現金派の意識を変えられるか
一方で、あくまでも現金を使いたいという保守層も少なからず存在するのも事実。「めんどくさそう」「使い方がわからない」というそもそも利用方法がわからないアナログ派や、「お金を使いすぎてしまいそう」「セキュリティが不安」といった金銭面やシステム面を心配する人などもいる。彼らの不安を解消するには、まだ越えるべきハードルは多く残っているのかもしれない。
また地域によっては現金文化が根強いあまり、店舗側がキャッシュレス化の必要性を感じていないこともある。業界トップのPayPayが地方自治体と連携を広げているのも、そうした意識を変えなければQRコード決済の未来が無いと感じているのだろうか。
そのためにはキャッシュレスに移行するとさらに分かりやすいメリット提示し、使う側、使わせる側双方の障害を解消することが必要だろう。データとしてはコード決済の利用率は順調に増えているため、今後も時間とともに保守的だった人たちの考えも少しずつ変わっていくことだろう。
今後のキャッシュレス決済業界は、そんな変化をじっくり待てる辛抱強いサービスが勝ち抜いていくのかもしれない。
参照元:コード決済利用動向調査 2020年12月25日公表【PAYMENTS JAPAN】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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