新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛が影響し、2020年はYouTubeの国内利用が飛躍的に増加しました。特にテレビ画面を使ったYouTubeの視聴数がこれまでの年よりも大きく伸びており、テレビ番組を観るような感覚でYouTube動画を視聴する人が増えてきていると推測できます。
コロナ禍にあった2020年、人々はYouTubeをどのように利用していたのでしょうか。
この記事では、2020年におけるYouTubeの国内利用実態を解説するとともに、今後も視聴者やクリエイターから支持され続けるためにYouTubeが取り組んでいる施策をご紹介します。
2020年9月のYouTube月間利用者数は6,500万人超え
新型コロナウイルスの感染リスクを避けるために自宅で過ごす時間が増えたことで、YouTubeをはじめとするさまざまな動画配信サービスの利用者数が増加しました。2020年9月におけるYouTubeの月間利用者数(18~64歳)は6,500万人を超え、「新型コロナウイルスの流行以降にYouTubeの利用が増えた」と回答した人は74%に達しました。
また、YouTubeにアップロードされた動画の総時間数は前年同月比で80%増加していることから、視聴者数だけでなく発信側の人数や投稿頻度も増加していると考えられます。
出典:Google社 『月間6,500 万ユーザーを超えたYouTube、2020年の国内利用実態──テレビでの利用も2倍に』
さらに、他のオンラインプラットフォームとの比較で、YouTubeは「なくなったら最も寂しいプラットフォーム」として1位に輝いています。18~64歳の幅広い年齢層に支持を得ていることから、いまやYouTubeは人々の日常に欠かせないものとなっていることがわかります。
1,500万人以上がテレビ画面でYouTubeを視聴
2020年のYouTube利用実態においてこれまでの年と大きく違った点は、テレビ画面でのYouTube視聴数の増加です。6月には前年比の2倍以上となる1,500万人以上が、テレビ画面を使ってYouTube動画を視聴しました。
出典:Google社 『月間6,500 万ユーザーを超えたYouTube、2020年の国内利用実態──テレビでの利用も2倍に』
さらに、テレビ画面でYouTubeを見る人のうち、リビングルームで視聴する人は65%、家族やパートナー、友人と視聴する人は50%でした。大きな画面を活用すれば動画を共有しやすくなるため、身近な人と一緒にテレビ番組を観るような感覚でYouTube動画を楽しむ人が増えているということでしょう。