一気通貫のソリューションとアプリからの送客力が特徴

小売事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援を主目的としてはじまったクラシルリテールプラットフォーム。ネットスーパーの立ち上げ・運用から店舗販促のデジタル化までをクラシルが一貫してサポートしています。

特徴は、基幹システムの構築から、アプリ・Webの注文フロント、ピッキング作業管理、配送ドライバー管理までを一気通貫でシステム開発し、専門人材による横断的なサポートが受けられる点。

また、累計ダウンロード数2,600万を誇る国内No.1レシピ動画サービスから送客が図れる点は大きなメリットです。

小売業のDX化を支援するプラットフォームの今後に注目

2020年8月には、献立提案アプリ「タベリー」を展開していた10X(テンエックス)が、開発不要でネットスーパーを立ち上げられる「Stailer」の提供を開始。イトーヨーカドーが導入し、ネットスーパーアプリを展開しました。

一方のクラシルはレシピ動画サービス発と、いずれもレシピ提案アプリからスタートしている点が共通しており、興味深いところです。

コロナ禍でネットスーパーの需要は高まっているものの、自社でシステム開発をするのはハードルが高い。そんな事業者をサポートするネットスーパーの垂直立ち上げサービスは、今後も要注目の分野といえそうです。

文・宮原智子(MD NEXT編集部)/提供元・MD NEXT

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