10人に1人が“完全キャッシュレス民”に
さらに特筆すべきは、「直近1年間で、店頭で支払った方法」の回答結果。「現金」が前回調査の98.7%から90.0%へと減少していたのだ。複数回答可能な設問のため、自己申告ではあるものの、約10%の回答者は1年間現金決済を利用していない“完全キャッシュレス民”の可能性があるのだ。
今後、キャッシュレス決済の比率を80%まで高めていきたい日本としては、こうした全ての決済をキャッシュレス決済で済ませる“完全キャッシュレス民”が10人に1人いることは強力な追い風になるかもしれない。話でだけ聞いているとただの“意識高い系”に感じられてしまうこともある完全キャッシュレスだが、周囲にいると途端に身近なものに感じられる。それを見た仲間が「あんなに簡単なのか。自分もちょっとやってみようかな」と、キャッシュレス決済の利用回数を増やすことでさらなる普及が見込めるだろう。
ユーザー側としても、普及が進めばこれまで以上に利用できる店舗が増えたりユーザーを囲い込むためのおトクな還元キャンペーンが始まったり、といったメリットも期待できるだろう。今後も“完全キャッシュレス民”の増加とその宣伝効果によるキャッシュレス化の推進を見守っていきたい。
参照元:買い物時の支払い方法に関するアンケート調査(第3回)【MyVoice】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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