モトリーフール米国本社、2020年12月22日投稿記事より

S&P500は12月21日時点で年初来から14%以上上昇しています。

コロナの影響がありながら、市場全体としては素晴らしい一年となりましたが、個別銘柄にフォーカスすると、はるかに好調な結果を残しているものもあります。

今回は、植物代替肉のビヨンド・ミート(NASDAQ:BYND)について考えてみましょう。

株価は年初来から83%上昇しており、1月1日に5,000ドル投資していた場合、記事執筆時点で9,150ドルになっています。

ただし、この株価上昇はスムーズに達成されたものではありません。

株式市場が暴落した3月、ビヨンド・ミート株は年初来から約30%下落しています。

そして、記事執筆時点でも10月に到達した最高値から約30%低い株価です。

最高値を記録した10月頭の株価は、年初来から約160%増となっていました。

では、株主は10月に同社株を売却すべきだったのでしょうか。

2020年のビヨンド・ミート株の動きは、投資においてボラティリティを避けることはできないことを実感させました。

しかし、落胆すべきではありません。

投資のレジェンドであるウォーレン・バフェットは、「スムーズに達成した12%の利益よりも、時間の経過とともに不安定に変化してでも15%の利益を稼ぎたい」と語っています。

わずか10年後、15%の年間リターンを得る5,000ドルの投資は、12%の年間リターンを得る5,000ドルの投資よりも、5,000ドル近く大きな利益が達成できます。

したがって、長期的なトレンドが十分続くものであれば、最終的なリターンはより豊かになる可能性があります。

ビヨンド・ミートの流通網の改善、世界的展開、および新製品やパートナーの可能性を考慮すると、2021年のビヨンド・ミート株はさらに上昇する可能性があるでしょう。

文・モトリーフール編集部/提供元・The Motley Fool Japan

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