モトリーフール米国本社、2020年12月21日投稿記事より

スポーツシューズとスポーツウェアのリーダーであるナイキ(NYSE:NKE)は、18日に2021年第2四半期決算で堅調な売上高を記録しました。

そして、ウェルスマネジメントおよび分析会社のUBSは、ナイキ株に対して183ドルという強気の目標株価を出しました。

これは、記事執筆時点のナイキの株価より、約33%高い株価になります。

UBSはリサーチノートの中で、「重要な点として、ナイキのライバルがナイキに追いつく可能性はほとんどない」と述べ、同社のサプライチェーン、広告、新製品の展開が競合よりも先行していると話しました。

また、「主な課題は、前年比36%増の動きを考慮して、株価が引き続きアウトパフォームできるかどうか」であると主張し、「答えはイエスであると確信している」と結論付けています。

他のアナリストもナイキに対する強気な姿勢に同意しています。

JPモルガンのマシュー・ボスは、「地域を超えたナイキのブランドの勢いは持続可能である」と考えており、その結果、「数年間は一桁台後半の売上高成長」が期待できると、フットウェアニュースは報じています。

アナリストの間では、ナイキの現在の成長の源泉は、デジタル部門の成長によるものだとされています。

第2四半期中に、eコマースの売上高は前年比84%増となりました。

同社の直近の決算電話会議で、CEOのジョン・ドナフーはこの結果について、「エンドツーエンドのデジタルトランスフォーメーションに向けて進歩した証拠だ」と説明し、これを「ボラティリティをより適切に管理し、力強い成長を実現するための要因」であると述べました。

一方、ナイキが大量の負債を引き受けて自社株買いを行って、一株当たり利益を引き上げていると指摘するアナリストもいます。

現在の株価収益率は過大評価されている可能性があるとも述べられていますが、ほとんどのデータは前述のUBSの楽観的な予想を裏付けているようです。

文・モトリーフール編集部/提供元・The Motley Fool Japan

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