人気のQRコード決済「d払い」。簡単にポイントを2重取りできるサービスだが、クレジットカードを使うことで3重取りすることもできるのをご存じだろうか。ここでは、d払いを利用することでお得感がぐっと増す5枚のクレジットカードについて紹介していこう。
目次
1,そもそもQRコード決済とは?
2,「d払い」のお得な特徴 docomoユーザーなら必須
3,dポイントを効率よく貯める方法
4,「d払い」でお得なおすすめクレジットカード5選
―おすすめカード1,「dカード」
―おすすめカード2,「リクルートカード」
―おすすめカード3,「Orico Card THE POINT」
―おすすめカード4,「イオンカード」
―おすすめカード5,「ライフカード」
―おすすめカード6,「dカードGOLD」
―おすすめカード7,「JCB CARD W」
―おすすめカード8,「エポスカード」
―おすすめカード9,「To Me CARD UC」
5,ポイント2重取り、3重取りを積極的に狙おう
1,「d払い」「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」――そもそもQRコード決済とは?
QRコード決済とはスマホに提示したQRコード(あるいはバーコード)をレジ端末で読み取ってもらうか、店舗側が提示しているQRコードをスマホで読み取ることで支払いを行う決済サービスのこと。
店舗側にとっては導入コストが安いといったメリットがあり、今後は非接触型ICチップによる電子マネー以上に普及することが見込まれている。
そのQRコード決済は、2018年に入って一気に普及が進み乱立気味ともいえる現状となっている。そのうちNTTドコモが展開する「d払い」、楽天が展開する「楽天ペイ」、ソフトバンクとヤフーが展開する「PayPay」、「LINE Pay」あたりが、一段突き抜けた知名度を獲得しているといっていいだろう。
2,「d払い」はドコモユーザーなら携帯電話料金との合算払いが可能
「d払い」はドコモユーザーでなくても利用できるが、やはりドコモを利用している人のほうが便利に使える。たとえば「d払い」利用分の支払いを月々の携帯電話料金と合算して支払えるので、ドコモユーザーなら、「d払い」を使うために新たに銀行口座やクレジットカードを登録する必要はない。
「d払い」利用分の支払いは携帯電話料金との合算払いのほか、クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、アメックス)も利用できる。合算払いの場合では月の利用可能額が最大10万円になり、クレジットカード払いを選択した場合はカードの利用限度額に準じる。
なおドコモユーザーが利用できるネット専用電子マネー「ドコモ口座」や、ドコモが提供する共通ポイントサービス「dポイント」の残高があれば、そこから充当することも可能。
dポイントはドコモ回線の利用のほか、dポイント加盟店の利用や、「d払い」の利用で貯まる共通ポイントであり、「d払い」においては実店舗で200円(税込)につき1ポイント(1円相当)、ネットでの支払いでは100円(税込)につき1ポイントが貯まる。ただし「d払い」の支払いにdポイントを充当した場合、ポイントは付与されない。
3,dポイントを効率よく貯める方法 ネット利用なら最大6%還元も
ネットで毎週金・土曜日に「d払い」を利用するとポイントが3倍の3%還元になる。さらに同月内の金・土曜日に3サイト以上で買い物するとポイントが6倍の6%還元。このポイントボーナスだけでも超高還元率と言える。
週末限定のサービスになるが、常時効率的にポイントを獲得する方法がある。
4,「d払い」でお得なおすすめクレジットカード10選――還元率が高く2重取り、3重取りもできる!
「d払い」ではポイントの2重取り、3重取りができる。たとえば、dポイントが貯まる加盟店で「d払い」をして、dポイントカード(またはモバイルdポイントカード)を提示すると、「d払い」とポイントカード提示によるポイントの2重取りができる。
さらに「d払い」分をクレジットカード払いにすると、クレジット利用分に付与されるカード会社のポイントも加わって3重取りになる。この場合はdポイント加盟店以外であっても2重取りになるのでお得だ。ここでは「d払い」で2重取り、3重取りを狙う際におすすめの、年会費無料のクレジットカードを5つ紹介しよう。
dカード | リクルートカード | Orico Card THE POINT | イオンカード | ライフカード | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 年会費 | 無料 | 年会費 | 無料 | 年会費 | 無料 | 年会費 | 無料 |
還元率 (通常時) |
1.0% | 還元率 (通常時) |
1.2% | 還元率 (通常時) |
1.0% | 還元率 (通常時) |
0.5% | 還元率 (通常時) |
0.5% |
特徴 | dポイントが効 率的に貯まる |
特徴 | 3つのポイント をまとめられる |
特徴 | オリコモール経 由でさらにポイ ントアップ |
特徴 | イオンとdポイ ント加盟店の両 方でお得 |
特徴 | ポイントアップ プログラム多数 |
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おすすめクレジットカード1「dカード」――dポイントが効率的・圧倒的に貯まる
ドコモが発行する「dカード」は、クレジット利用100円で1ポイントが貯まる。「d払い」と組み合わせると、ポイントを2重取りできることになる。ポイント還元率が通常1%と高還元率であることも大きなメリットだ。
dポイント加盟店で使えばポイントを3重取りできるので、お得感をさらに強く実感できるだろう。
ドコモ携帯の紛失・盗難・修理不能時に再購入費用の一部を補償する「dカードケータイ補償」などのサービスも付帯する。ドコモユーザーであれば、最初に検討すべきクレジットカードと言えるだろう。
「dカード」の基本スペック
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/Mastercard |
ポイントサービス | dポイント(還元率通常1%) |
通常還元率 | 1% |
付帯保険 | ・dカードケータイ補償 ・年間100万円限度のショッピング保険 |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード (税別500円、初年度無料、 年1回以上ETC利用の請求があれば次年度も無料) |
おすすめクレジットカード2,「リクルートカード」――3つのポイントをまとめられる
高還元率クレジットカードという意味では、「リクルートカード」での「d払い」もおすすめ。毎月の支払総額の1.2%のリクルートポイントが貯まる高還元率カードだ。
貯まるポイントはリクルートポイントで、同数のPontaポイントへ移行できる。そしてPontaポイントは、同数のdポイントに交換できる。逆にdポイント→Pontaポイント→リクルートポイントへも、1:1:1のレートで交換できる。
「dカード」と同様、dポイント加盟店では「d払い」とdポイントカードの提示によって、ポイントを3重取りできる。ローソンなど、「d払い」が使えてPontaポイントも貯まる店舗では、d払い利用ポイント+クレジット利用ポイント+Pontaカード提示ポイントによって3重取りができる。
「リクルートカード」の基本スペック
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
ポイントサービス | リクルートポイント |
通常還元率 | 1.2% |
付帯保険 | ・海外最高2,000万円・国内最高1,000万円の旅行傷害保険 ・年間200万円限度のショッピング保険 |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード (年会費無料、新規発行手数料税別1,000円、 JCBは新規発行手数料も無料) |
おすすめクレジットカード3,「Orico Card THE POINT」――オリコモール経由でさらにポイントアップ!
年会費無料で高還元率のクレジットカードと言えば、通常100円で1オリコポイントが貯まる「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」も外せない。ポイント還元率は通常1%で、入会後6ヵ月間は2%にアップ。貯めたオリコポイントは同数のdポイントに移行できるので、ポイントをまとめやすい。
他のカードと同様、dポイント加盟店では「d払い」とdポイントカードの提示によって、ポイントの3重取りができる。
また、ポイントサイト「オリコモール」経由のネットショッピングでポイント付与率がアップする。効率良くポイントを貯め、「d払い」で獲得したdポイントに集約させるのがおすすめだ。
「Orico Card THE POINT」の基本スペック
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Mastercard/JCB |
ポイントサービス | オリコポイント |
通常還元率 | 1% |
付帯保険 | - |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード(年会費無料) |
おすすめクレジットカード4,「イオンカード」――イオンとdポイント加盟店の両方でお得
「イオンカード」は、200円の利用につき1ポイントのときめきポイントが貯まる。還元率が通常0.5%と高くはないが、イオングループの対象店舗では常時ポイント2倍に、毎月10日はイオングループ以外でもポイントが2倍になる。日常的にイオンを使う人にとっては、高還元率カードと言えるだろう。
また毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」は、イオングループ対象店舗で5%オフ。55歳以上の会員なら毎月15日も5%オフになる。
クレジット利用ポイントは同数のdポイントに移行できるので、ポイントをまとめるのも簡単だ。ただしdポイントへの交換は、d POINT CLUBに入会している人のみ。また、申し込みから実際に交換が完了するまで2ヵ月ほどかかるので、注意が必要だ。
「イオンカード」の基本スペック
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
ポイントサービス | ときめきポイント |
通常還元率 | 0.5% |
付帯保険 | - |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード(年会費無料) |
おすすめクレジットカード5,「ライフカード」
「ライフカード」では「LIFE サンクスプログラム」が貯まり、付与されるのは1,000円の利用で1ポイント。「LIFE サンクスプログラム」の1ポイント(5円相当)を、dポイント5ポイント(5円相当)に移行できる。
ポイント還元率は0.5%と高くはない。しかし、3つのポイント付与率アップの仕組みがある。
1つ目は、年間利用金額に応じてポイントアップする「ステージ制プログラム」。ポイントは最大2倍になる。
年間利用額 | 次年度のポイント付与倍率 | 次年度の還元率 |
50万円未満 | 1倍 | 0.5% |
50万円以上 | 1.5倍 | 0.75% |
100万円以上 200万円未満 |
1.8倍 | 0.9% |
200万円以上 | 2倍 | 1% |
また入会後1年間は1.5倍、誕生月は3倍になる。さらに、年間50万円以上の利用で300ポイント(1,500円相当)が付与される。クレジット利用の多い人なら、トータルで還元率1%を超える高還元率カードということになる。
「ライフカード」の基本スペック
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
ポイントサービス | LIFE サンクスプログラム |
通常還元率 | 0.5% |
付帯保険 | - |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード(年会費無料) |
おすすめクレジットカード6,「dカードGOLD」――ドコモ料金はポイント還元率10%
ドコモが発行する「dカードGOLD」は「dカード」同様、クレジット利用100円で1dポイントが貯まる高還元率カードだ(ポイント還元率1%)。「d払い」と組み合わせるとポイントを2重取りでき、dポイントにまとまるので使い勝手もよい。もちろん、dポイント加盟店で使えばポイントを3重取りでき、よりお得となる。
また、ドコモのケータイ料金とドコモ光の料金に関しては1,000円(税別)ごとに10%のポイント還元だ。そこで、月に9,170円(税別)を超えるドコモ料金の支払いがあるなら、年会費分を考慮したとしても、ポイント面で「dカード」以上にお得なカードということになる。
さらに、「dカード」にはない海外・国内旅行傷害保険が付帯するほか、「dカードケータイ補償」の適用期間と金額もグレードアップする。加えて空港ラウンジサービスなどGOLDカードらしいサービスも提供される。ドコモの料金の支払いが多いユーザーなら検討に値する1枚だ。
年会費 | 1万円(税別) |
国際ブランド | VISA MasterCard |
ポイントサービス | dポイント |
通常還元率 | 1% |
付帯保険 | ・dカードケータイ補償(GOLD) ・年間300万円限度のお買い物あんしん保険 ・最高1億円の海外旅行傷害保険 ・最高5,000万円の国内旅行傷害保険 |
追加カード | ・家族カード 1枚目年会費無料 2枚目以降1枚につき税別1,000円 ・ETCカード 税別500円、初年度無料、 年1回以上ETC利用の請求があれば次年度も無料 |
おすすめクレジットカード7,「JCB CARD W」――ポイント面だけでなくカードのサービスも重視するなら
入会条件が18歳以上39歳以下となる「JCB CARD W」は年会費無料。ポイント還元率はほかのJCB自社発行カードの2倍にあたる1%となる。ただし、dポイントへの交換はレートが少し下がり、還元率換算で0.8%に。それでもほかのJCB自社発行カードの2倍であることは変わらない。
なお、優待店でのポイントアップにより、たとえばセブン-イレブンやAmazonでは2%還元(dポイント交換の場合は1.6%)、スターバックスカードへのチャージ分では5.5%還元(dポイント交換の場合は4.4%)となるので、その場合は「d払い」ではなくカードで直接支払ったほうがポイントの点でお得だ。
JCBの自社発行カードは年会費無料のものであってもトラベルサービスなどが充実しているので、ポイント面だけでなくそうしたサービスを活用したい人におすすめの1枚と言える。
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイントサービス | Oki Dokiポイント |
通常還元率 | 1% |
付帯保険 | ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険 ・年間100万円限度のショッピングガード保険 |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード(年会費無料) ・QUICPay |
おすすめクレジットカード8,「エポスカード」――店舗での優待を意識して「d払い」との上手な使い分けを
年会費無料で作れ、マルイ店舗での即日発行も可能な「エポスカード」。通常ポイント還元率は0.5%。1エポスポイントは1円相当として使え、1,000ポイント単位で同数のdポイントに交換できる。ただし、交換にはd POINT CLUB会員番号だけでなくドコモ携帯電話の番号も必要なので、この点には注意したい。
ポイント還元率は高いほうではないが、楽天EdyやモバイルSuicaへのチャージでも貯まるので、「d払い」が使えない店舗でそれらの電子マネーを使うことになってもポイントがしっかり貯まる。また、約1万店舗でポイントアップや割引などの優待を受けられるので、街なかの利用では「d払い」とうまく使い分けることで、ショッピングや食事などがよりお得になるだろう。
マルイの店舗とネット通販では年4回、10%オフになるカード会員限定のセールが開催されることにも注目したい。
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
ポイントサービス | エポスポイント |
通常還元率 | 0.5% |
付帯保険 | ・最高500万円の海外旅行傷害保険 |
追加カード | ・ETCカード(年会費無料) |
おすすめクレジットカード9,「To Me CARD UC」――「d払い」でクレジット利用ポイントを貯める一方で東京メトロ乗車でもポイントが貯まる
年会費無料の「To Me CARD UC」は、交通系ICカードPASMOへのオートチャージが可能なクレジットカードで、ポイント還元率は0.5%。dポイントに交換した場合も同じ還元率を維持するので、「d払い」に適している。
ポイント還元率はそう高くはないものの、クレジット利用ポイントのほかに東京メトロ1乗車につき平日2ポイント、土休日6ポイントのメトロポイントが貯まる。このポイントは10ポイント→10円単位でPASMOにチャージできるので、東京メトロの利用の多い人にはメリットとなる。
国内外のパッケージツアーが最大8%オフになる優待などトラベル関連のサービスも充実しているので、東京メトロを日常的に利用し旅行にもたびたび出かける人が「d払い」を導入する場合には、このカードを検討してみてもいいだろう。
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA MasterCard |
ポイントサービス | 永久不滅ポイント |
通常還元率 | 0.5% |
付帯保険 | - |
追加カード | ・ETCカード(年会費無料) |
おすすめクレジットカード10,「セディナカード」――「d払い」でのポイント獲得と多彩な優待の利用を両立可能
年会費無料の「セディナカード」のポイント還元率は通常0.5%。貯まったポイント(わくわくポイント)は1,000ポイント単位でdポイントへ等価交換でき、その場合も還元率は0.5%を維持する。
通常のポイント還元率は決して高いとは言えないが、年間クレジット利用金額に応じて翌年に最大1.3倍(0.65%還元)までポイントアップするほか、セブン-イレブンで3倍(1.5%還元)、海外利用分とETCカード利用分で1.5倍(0.75%還元)となるため、使い方次第では高還元率カードに迫ることになる。
そのほか、ショッピングやレジャー、宿泊などで優待を受けられる「プレミアム クラブオフ」のサービスや、三井住友銀行ATM時間外手数料無料などの優遇も大きなメリットとなっている。
「d払い」で日常的にポイントを貯めつつ、年会費負担なしにさまざまな優待を利用したい人におすすめの1枚と言えそうだ。
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA MasterCard JCB |
ポイントサービス | わくわくポイント |
通常還元率 | 0.5% |
付帯保険 | ・年間50万円限度のショッピング保険 |
追加カード | ・家族カード(年会費無料) ・ETCカード(新規発行手数料税込1,100円・年会費無料) ・プラスEXカード(年会費税込1,100円) ・iD ・QUICPay |
5,ポイント2重取り、3重取りを積極的に狙おう
「d払い」に限らず、QRコード決済では支払い時にアプリを開いておく必要があるなど、使い慣れないと多少面倒なところもある。
しかしポイントの2重取り、3重取りが容易なことを考えればそのメリットは大きい。またこれからさらに広く普及すると考えられるので、まずは「d払い」でその扱いに慣れておくといいだろう。
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