就職情報サイト「キャリタス」が2020年卒業予定の就活生を対象に実施したアンケートで、就職希望企業ランキングで総合5位となった「三菱UFJ銀行」。銀行離れが叫ばれる中で前年の4位から順位を落としたものの、人気は根強い。多くの人が働きたいと思う企業の年収はいくらなのか、有価証券報告書から従業員の年間平均給与を紹介する。
有価証券報告書とは?
有価証券報告書とは、簡単にいえば、その会社の概況や事業内容、経営・財務状況などを外部に公開するための報告書のことだ。
有価証券報告書からは、その会社の事業内容や経営方針、現在抱えている課題のほか、どのような事業で利益をあげ、業績がどう推移しているかなど具体的な数字で確認できる。その中には従業員の平均年間給与についての記載もある。
三菱UFJ銀行の平均年間給与は773万円
有価証券報告書によると、三菱UFJ銀行の平均年間給与は773.3万円となっている。従業員数は3万4,101人、平均年齢は37.5歳、平均勤続年数14.1年だ。(※2018年3月末時点)
三菱UFJ銀行単体での純利益は、2016年3月期5,861億円、2017年3月期4,815億円、2018年3月期4,377億円と減少傾向にある。低金利や異業種の参入によって、事業環境が厳しくなってきている。
業務効率化と成長に向けた改革を進める
三菱UFJ銀行は2023年度までに窓口で行員が接客を行う店舗や本部人員を半減する方針を示している。無人店舗やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる自動化システムの導入によって、これまで行員が行ってきた窓口業務や事務作業などを効率化し、人員配置の最適化と収益性の向上を図る。一方で1990年前後に大量採用した社員の退職で人手不足が見込まれる営業部門や、IT部門、海外拠点、海外の金融規制強化に対応する部門などは増員する方針だ。
低成長・低金利という状況で、預金と貸出の金利差(利ざや)で稼ぐ従来型の銀行の収益モデルは厳しくなっている。三菱UFJ銀行は利益に占める人件費などの割合を示す経費率が68%(2017年度)と高く、改善余地は大きい。
AIなどのデジタル技術により金融業界を含む社会全体が変化するなか、銀行業界のトップとして三菱UJF銀行がどう対応していくのか、今後の動向に注目したい。
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文・MONEY TIMES編集部
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