国内株式の現物取引手数料が安いネット証券ランキング
国内現物株式の手数料は、「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」の2つに分かれている。手数料の安さでネット証券を選ぶならSBIネオトレード証券が最安だ。
※以下、手数料の記載はすべて税込
国内現物株式の取引にかかる手数料
国内現物株式の取引では、取引が成立したときに証券会社に取引手数料を支払わなければならない。
注文を出しても、取引が成立(約定)しなければ手数料は発生しない。
国内現物株式の手数料体系(プラン)は、大きく「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」の2つに分かれている。
手数料プラン | 概要 | 向いている人 |
---|---|---|
1約定ごと 手数料プラン |
1回の取引で売買が成立した金額 (約定代金)に応じて手数料が決まる |
1日の取引回数が少なく、 1回の注文金額が大きい人 |
1日定額 手数料プラン |
1日に成立した取引の約定代金の 合計額に応じて手数料が決まる |
1日の取引回数が多い人 1日の取引金額が少ない人 |
1約定ごと手数料プラン
SBI証券の1約定ごと手数料プラン(スタンダードプラン)で100万円の取引をするケースを比較してみよう。
例えば、1回の約定代金が10万円の取引を10回行うと手数料は合計990円(99円×10回)になる。一方、約定代金が100万円の取引を1回のみ行うと手数料は535円になるので、後者のほうが有利だ。
1回の約定代金 | 〜5万円 | 〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜150万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
取引手数料 (税込) |
55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 |
取引回数(1回あたりの約定代金) | 取引手数料 |
---|---|
1回(100万円) | 535円(535円×1回) |
2回(50万円) | 550円(275円×2回) |
5回(20万円) | 575円(115円×5回) |
10回(10万円) | 990円(99円×10回) |
1日定額手数料プラン
例えば、SBI証券の1日定額手数料プラン(アクティブプラン)の場合、1日の約定代金の合計が100万円までは手数料がかからない。
1約定ごと手数料プランのところであげた例であれば、どのパターンでも手数料は無料だ。
1日の約定代金が100万円を超えるケースもみてみよう。
SBI証券の1日定額手数料プランでは、1日の約定代金が100万円を超え200万円以下の場合、1,238円の手数料がかかる。これに対し、1約定ごと手数料プランで、1回の約定代金10万円の取引を20回行った場合の手数料は1,980円(=99円×20回)だ。このケースでは1日定額手数料プランのほうが手数料は742円安くなる。
国内現物株式取引手数料比較表
ネット証券10社の国内現物株式取引手数料の一覧は次の通りだ。
手数料プラン | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1約定ごと プラン |
1注文の 約定代金 |
〜5万円 | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 | - | 137円 ※2 |
55円 | 55円 | 50円 | 50円 |
〜10万円 | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 | 88円 | 90円 | 88円 | ||||
〜50万円 | 275円 | 275円 | 275円 | 275円 | 440円※2 | 275円 | 198円 | 260円 | 198円 | |||
〜100万円 | 535円 | 535円 | 535円 | 535円 | 880円※2 | 535円 | 374円 | 460円 | 374円 | |||
1日定額 プラン |
1日の
約定 代金合計 |
〜50万円 | 0円※1 | 550円 | 0円 | 0円 | 0円 | - | - | - | 0円 | 0円 |
〜100万円 | 1,100円 | |||||||||||
〜150万円 | 1,238円 | 2,750円 | 2,200円 | 2,200円 | 2,200円 | 1,238円 | 880円 | |||||
〜200万円 | 1,100円 | |||||||||||
〜300万円 | 1,691円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 1,691円 | 1,540円 | ||||||
手数料 優遇制度 |
25歳以下 手数料無料 国内株式手数料 マイレージ (1約定ごとプランのみ) |
<1約定ごとプラン> 手数料半額還元 (月間手数料30万円以上) <1日定額プラン> 日計り取引手数料片道分還元 |
25歳以下手数料無料 シニア割 NISA割 株主推進割 auで株式割 au割+ |
超割ポイント プログラム |
25歳以下 手数料無料 |
現物株式取引 手数料ポイント還元 |
- | 25歳以下無料 現物株式取引 手数料ポイント還元 |
- | - | ||
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
【1約定ごと手数料プラン】の取引手数料が安い証券会社TOP3
1約定ごと手数料プランの取引手数料が安い証券会社TOP3は次の通りだ。
1注文の約定代金 | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
〜5万円 | 50円 | 55円 | 50円 |
〜10万円 | 88円 | 88円 | 90円 |
〜20万円 | 100円 | 106円 | 100円 |
〜50万円 | 198円 | 198円 | 260円 |
〜100万円 | 374円 | 374円 | 460円 |
〜150万円 | 440円 | 440円 | 550円 |
〜300万円 | 660円 | 660円 | 880円 |
〜3,000万円 | 880円 | 880円 | |
3,000万円超 | 930円 | ||
手数料優遇制度 | なし | 手数料(税抜)の1%相当を DMM株ポイントで還元 |
なし |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券の取引手数料は50円から最大880円、1注文あたり約定代金がどの価格帯でも最安だ(※今回の評価対象とした10社のうち、1約定ごと手数料プランのない松井証券を除く9社中)。
2位:DMM.com証券(DMM株)
DMM.com証券(DMM株)は、1注文の約定代金5万円以下、10万円超20万円以下の価格帯ではGMOクリック証券のほうが安いが、その他の価格帯ではDMM株に軍配が上がる。
DMM株では国内株式取引手数料の1%※が1ポイント1円相当のDMM株ポイントとして還元されます。貯まったポイントは、1ポイントから現金に交換でき、取引に利用するか出金して受け取れます。
※対象となる手数料の金額は税抜金額が基準、1営業日単位の手数料合計額に対して1%のポイント付与(小数点以下のポイントは切り捨て)
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、1注文の約定代金5万円以下と10万円超20万円以下の価格帯では、手数料最安のSBIネオトレード証券と並ぶ。そのほかの価格帯でも、主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券)の手数料水準を下回り、優位性がある。
【1日定額手数料プラン】の手数料が安い証券会社TOP3
1日定額手数料プランの取引手数料が安い証券会社TOP3は次の通りだ。
1注文の約定代金 | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
〜100万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
〜150万円 | 880円 | 1,238円 | 1,238円 |
〜200万円 | 1,100円 | ||
〜300万円 | 1,540円 | 1,691円 | 1,691円 |
以後100万円増加ごと | +295円 | +295円 | +295円 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位は1約定ごと手数料プランと同じSBIネオレード証券だ。1日の約定代金の合計が100万円までは手数料無料、100万円を超え150万円までが880円、150万円を超え200万円までが1,100円となっている。
SBIネオトレード証券の場合、1日の約定代金合計が100万円から200万円までの間に手数料が2段階で上がる。これに対し、同率2位のSBI証券とGMOクリック証券では、1日の約定代金が100万円を超えると200万円まで手数料は1,238円で一定だ。
段階的に手数料が上がるSBIネオトレード証券は、1日の約定代金の合計が100万円から150万円の範囲に収まれば880円で済み、1,238円とは358円の差があります。1日の約定代金の合計が150万円を超える場合の手数料も、SBIネオトレード証券のほうが安く、すべての価格帯で最安となっています。
25歳以下の手数料が無料の証券会社
該当するのは次の4社だ。
証券会社 | 対象手数料プラン | |||
---|---|---|---|---|
1約定ごとプラン | 1日定額プラン | |||
手数料無料※1 ※2 | ○ | ○ | 公式サイト | |
手数料無料※1 | 取扱なし | ○ | 公式サイト | |
手数料無料※1 | ○ | ○ | 公式サイト | |
手数料全額を翌月キャッシュバック | ○ | 公式サイト |
SBI証券、松井証券、auカブコム証券では取引時点で手数料がかかりません(SBI証券は一時的な資金拘束あり)。DMM.com証券では一旦手数料を支払い、翌月に全額キャッシュバックされ実質無料になります。
IPO投資がおすすめのネット証券ランキング
IPO投資をしたいならおすすめのネット証券はSBI証券だ。2021年には122社のIPOを取り扱い、関与率は97.6%で、総合証券まで含めても業界No.1の実績を誇る。
IPOに投資する証券会社を選ぶポイント
IPOに投資する証券会社を選ぶ際の主なポイントは、次の6つだ。
IPO取扱実績・主幹事実績
抽選方式
資産額や取引実績の少ない投資初心者には、平等抽選割合の高さもポイントになる。平等抽選であれば資産額や取引実績に関係なく当選チャンスが得られる。資産額や取引実績の多い人は、優先的に配分される割合の多い証券会社のほうが有利だ。
事前入金(前受金)の有無
当選確率を高めるには、複数の証券会社からIPOに申し込む方法も有効だ。IPOでは購入に必要な資金を申し込み時点で入金しておかなければならない証券会社と、当選後に入金すればよい証券会社がある。事前入金が必要な証券会社を複数利用するとなると、それだけ多くの資金が必要になる。
事前入金の必要ない証券会社の場合、購入したい銘柄で、当選後に購入資金を用意できるなら、とりあえず抽選に申し込んでおけばよいでしょう。
・DMM.com証券(DMM株)
・SBIネオトレード証券
・野村證券
・岡三オンライン証券
同じ証券会社内での競争倍率(証券口座数)
証券口座数の多さはIPOの当選を狙うライバルの多さでもある。口座開設者が少ない証券会社は、割当数自体もそれほど多くないが、ライバルが少ないという面では狙い目だ。
NISA口座での取引可否
非課税でIPOに投資したい人には、NISA口座でIPOに申し込めるかどうかもポイントになる。
IPO投資におすすめの証券会社TOP3
6つのポイントをもとにIPO投資におすすめの証券会社を選ぶと、TOP3は次の通りになる。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
IPO取扱実績 (2021年) |
122社 | 81社 | 65社 |
主幹事実績 (2021年) |
21社 | 26社 | 1社 |
抽選方式 | 平等配分:60% IPOチャレンジポイント 使用者への配分:30% 取引状況を 踏まえた配分:10% |
平等配分(同率抽選): 全体の10%目処 ステージ別抽選: 最大5%を目処 ・残り約85%は 総合コースへの裁量配分 |
平等抽選割合100% |
事前入金 (前受金) |
必要 | 必要 | 必要 |
証券口座数 | 604万口座※1 (2021年3月末現在) |
268万口座※2 (2022年6月末現在) |
217万口座 (2022年8月末現在) |
NISA口座での取引 | ○ | ○ | ○ |
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1位:SBI証券
同年には21社の主幹事を務めており、主幹事数でも野村證券、みずほ証券、SMBC日興証券に次ぐ業界第4位だ。
他のネット証券が主幹事を務めることはほとんどなく、ネット証券では断トツです。
口座数が多いため競争率は高めだが、IPOに外れるほど当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」の仕組みが用意されている。
「IPOチャレンジポイント」は新規上場株式のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるポイントです。
次回以降のIPOお申し込み時に、ポイントをご使用いただくことでIPOが当選しやすくなります!
出典:SBI証券
2位:SMBC日興証券
ダイレクトコースをネット証券とみなして今回の評価対象としているが、SMBC日興証券は5大証券の一角を占める総合証券であり、IPO実績は豊富だ。全体の割当数の約85%が総合コース(支店取引)へ配分されるため、ダイレクトコースはやや不利だが、IPOのチャンスを広げる意味では口座を持っておいて損はないだろう。
今月28日に東証グロース市場に上場を予定している資産運用サービスを手掛けるクリアルの新規株式公開(IPO)を巡り、SMBC日興証券が引受証券会社から外れたことが11日わかった。昨年11月に発覚したSMBC日興証券幹部らによる相場操縦問題を受け、11日に開かれたクリアルの取締役会で引受証券から外す決議をした。
東京証券取引所によると、相場操縦問題が発覚した昨年11月以降、同証券が予定されていた株式上場の引受証券から外れるのは初めてという。
出典:クリアル、SMBC日興をIPO引受証券から除外|日本経済新聞電子版(2022年4月11日付)
3位:マネックス証券
3位はマネックス証券で、2021年のIPO取扱実績は65社(うち主幹事1社)だ。割当数の100%が抽選で配分され、資産額や取引実績によらず平等に当選チャンスがある。
単元未満株投資におすすめのネット証券ランキング
単元未満株取引を利用すれば、数百円〜数千円程度の少額から株に投資できる。投資できる銘柄数が多く取引コストが安いおすすめの証券会社はSMBC日興証券の「キンカブ」だ。
単元未満株投資をする証券会社を選ぶポイント
単元未満株投資をする証券会社選びでは、主に次の2つがポイントになる。
投資できる銘柄
単元未満株取引の対象銘柄は、東京証券取引所(東証)に上場している銘柄を中心として、証券会社ごとに違いがある。東証以外の取引所に上場している銘柄を取引できる証券会社もあるが、売却のみに対応しているケースもあるので注意が必要だ。
取引コスト
単元未満株取引にかかるコストは、通常の株取引と同じ「取引手数料」タイプと、売買価格に一定のスプレッド(価格差)が上乗せされる「スプレッド」タイプがある。
例えば、1株100円の株を1株購入する場合、最低手数料が55円であれば、購入代金100円に対して55円もの手数料がかかってしまう。
単元未満株投資におすすめの証券会社TOP3
単元未満株投資におすすめの証券会社TOP3は次の通りだ。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 (リアルタイムで 取引したいなら場合) |
||
---|---|---|---|---|---|
投資できる銘柄※1 | 東証上場銘柄 | 【買付】 東証・名証上場銘柄※5 【売却】 東証・名証・福証・ 札証上場銘柄※6 |
【買付】 東証上場銘柄 【売却】 東証・名証・福証・ 札証上場銘柄 |
LINE証券が指定する 東証上場銘柄 (約1,500銘柄) |
|
取引単位 | 【金額指定取引】 100円以上100円単位で指定 【株数指定取引】 概算注文金額 ※2が100円以上となる株数 (小数点以下第5位まで)を指定 |
1株単位 | 1株単位 | 1株 | |
取引コストのタイプ | スプレッドタイプ | 取引手数料タイプ | 取引手数料タイプ | スプレッドタイプ | |
取引コスト (税込) |
買付時 | 0.0%(スプレッド※3※4) | 0円 | 0円 | 0.35〜1.0%(スプレッド※3) |
売却時 | 0.5% (スプレッド※3※4) |
約定代金の0.55% (最低手数料:52円) |
約定代金の0.55% (最低手数料:55円) |
0.35〜1.0% (スプレッド※3) |
|
買付代金 1,000円の場合 |
0円 | 0円 | 0円 | 4〜10円 | |
売却代金 1,000円の場合 |
5円 | 52円 (最低手数料) |
55円 (最低手数料) |
4〜10円 | |
買付代金 1万円の場合 |
0円 | 0円 | 0円 | 35〜100円 | |
売却代金1万円の場合 | 50円 | 55円 | 55円 | 35〜100円 | |
NISA口座での取引 | ○ (金額指定取引のみ可) |
○ | ○ | × | |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SMBC日興証券(キンカブ)
1位はSMBC日興証券の「キンカブ(金額・株数指定取引)」だ。キンカブでは、東証に上場する銘柄を対象に「金額」もしくは「株数」を指定して100円から投資できる。
金額指定取引では1銘柄につき100円以上100円単位、株数指定取引では概算注文金額が100円以上となる、小数点以下第5位(=0.00001株)までの株数を指定して取引可能だ。
キンカブはNISA口座での取引にも対応しています。金額指定取引を利用すれば、非課税投資枠をピッタリ使い切ったり、複数の銘柄に均等に分散投資したりできます。
売買代金を計算する際の株価(約定単価)には、一定のスプレッドが加減される。これが実質的な取引コストであり、別途支払う手数料はない。概算注文金額が100万円以下の場合のスプレッドは、買付時はゼロ、売却時は0.5%だ。
例えば、基準となる株価が1,000円の場合、約定単価は1,000×(1−0.005)=995円になる。
2位:マネックス証券(ワン株)
マネックス証券の「ワン株」では、東証と名証に上場する銘柄を1株単位で売買できる。福証と札証に上場する銘柄(Q-Board銘柄、アンビシャス銘柄を除く)は株式分割で生じた単元未満株の売却のみで、新規の買付はできない。取引手数料は、買付時が無料、売却時は約定代金の0.55%(最低52円)だ。
3位:SBI証券(S株)
SBI証券の「S株」では、東証に上場する銘柄を1株単位で売買できる。名証・福証・札証に上場する銘柄は売却のみ可能だ。取引手数料は、買付時が無料、売却時は約定代金の0.55%(最低55円)だ。
リアルタイムで取引したいならLINE証券の「いちかぶ」
ここまで紹介した単元未満株取引サービスは、始値または終値の株価を基準に取引される。これに対し、LINE証券の「いちかぶ」は、リアルタイムで値動きを見ながら取引できるのが特徴だ。
1〜3位の証券会社と比較すると、取引できる銘柄が少ない(ただし、時価増額ベースでは国内株式の約96%をカバー)、買付時にも取引コスト(スプレッド)がかかる、NISA口座で取引できないといった点で4位となった。
しかし、リアルタイムで取引したい人にはおすすめの証券会社だ。日中の取引コスト(0.35%)は業界最低水準、主要銘柄(グループA銘柄)は東証の取引時間外でも取引できるといったメリットもある。
LINE証券では対象銘柄の買付コスト無料になったり、割引価格で買えたりするセールも開催されます。購入したい銘柄が対象になれば狙い目です。
投資信託がおすすめのネット証券ランキング
投資信託に投資するネット証券を選ぶ際は銘柄数や投信自動積立の有無、ポイント還元などがポイントだ。おすすめはSBI証券だ。
投資信託を購入する証券会社を選ぶ4つのポイント
投資信託を購入する証券会社を選ぶ際に考慮したいのは、次のような4つのポイントだ。
取扱銘柄数・ノーロード(購入時手数料無料)銘柄数
取扱銘柄数が少なくても、投資したい銘柄に投資できるなら問題ない。一方で、取扱銘柄数は多いほど選択肢が広がり、投資したい銘柄が増えても対応しやすいメリットがある。
購入時手数料が無料のノーロード銘柄数もポイントだ。投資信託の購入時に証券会社へ支払う購入時手数料(販売手数料)は安いほうがよい。
ネット証券には取扱銘柄がすべてノーロードの会社も多いです。
つみたてNISAの利用可否・対象銘柄数
長期的な資産形成を目的に投資するなら、非課税で投資信託の積立投資ができる「つみたてNISA」はうまく活用したい。つみたてNISAを利用できること、つみたてNISAで投資できる銘柄数や商品ラインアップは押さえておきたいポイントだ。
投信自動積立・自動引落・自動入金の可否
積立投資を長く続けるには、なるべく手間をかけずに投資できることが重要だ。それには、一度積立設定をすれば自動的に積立が行われる「投信自動積立」があること、購入代金が「自動引落」または「自動入金」される仕組みがあることがポイントになる。
ポイント還元制度の有無・内容
同じ商品に投資するなら、ポイント還元制度がある証券会社を利用したほうがお得だ。還元内容や還元の受けやすさも考慮して選びたい。
投資信託への投資におすすめの証券会社TOP3
投資信託への投資におすすめの証券会社TOP3は次の通りだ。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
取扱銘柄数 (うちノーロード銘柄数) |
2,662本 (2,662本) |
2,652本 (2,652本) |
1,604本 (1,604本) |
つみたてNISA (対象銘柄数) |
○ 184本 |
○ 182本 |
○ 177本 |
投信自動積立 | ○ | ○ | ○ |
自動引落・ 自動入金サービス |
○ | ○ | ○ |
ポイント還元制度 (付与ポイント) |
投信マイレージ (Tポイント、 Pontaポイント、 dポイント) |
ハッピープログラム (楽天ポイント) |
auカブコム証券の 資産形成プログラム auの投資信託 ポイントプログラム (Pontaポイント) |
クレカ投信積立 (対象カード・ 付与ポイント・ 還元率) |
○ 三井住友カード (Vポイント) 0.5%・1.0%・2.0%※1 |
○ 楽天カード (楽天ポイント) 0.2%・1.0%※2 楽天キャッシュ (楽天ポイント) 0.5%※3 |
○ au PAYカード (Pontaポイント) 1.0% |
ポイント 投資サービス |
○ | ○ | ○ |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SBI証券
SBI証券で投資信託を保有すると、月間の平均保有金額に応じて0.02%〜最大0.25%のポイントが貯まる(参考:投信マイレージ ポイント付与率一覧)。貯めるポイントはTポイント、Pontaポイント、dポイントの中から自由に選択可能だ。
月間平均保有期間額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
---|---|---|
通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
SBIプレミアムチョイス銘柄 | 0.15% | 0.25% |
その他指定銘柄 | ファンドごとにSBI証券が指定した付与率 |
また、三井住友カードを使って投資信託の積立投資をすると、最大で月5万円までの積立金額(決済金額)に対して0.5%のVポイントが付与される。ポイント還元率はゴールドカードの場合1.0%、プラチナカードの場合2.0%だ。
「三井住友カード つみたて投資」は、投資信託積立額の最大2.0%分のポイントが貯まるお得さと、最短5分でのクレジットカード発行や一度設定すれば入金の手間や万が一の購入漏れがなく継続して投資が行える利便性などが高く評価され、幅広い世代のお客さまに利用いただいています。
(引用元:PR TIMES|株式会社SBI証券|「三井住友カード つみたて投資」の積立設定金額100億円突破のお知らせ)
2位:楽天証券
2位の楽天証券は、投資信託の取扱銘柄数は2,652本、つみたてNISAの対象銘柄数は182本で、SBI証券と肩を並べる。これらすべてがノーロード商品だ。
楽天証券で投資信託を保有すると、毎月末時点の投資信託保有残高がはじめて基準残高に達したときに、楽天ポイントが付与される(楽天銀行・ハッピープログラム対象外のときは「証券ポイント」)。
また、楽天カードを使って投資信託の積立投資をすると、最大5万円までの積立金額(決済金額)に対して0.2%または1.0%の楽天ポイントが付与される。還元率が1.0%となるのは、信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込)以上のファンドだ。
2022年6月からは、投信積立に楽天グループの電子マネー「楽天キャッシュ」での決済も可能になった。楽天キャッシュ決済は、最大で月5万円まで、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ額に対して0.5%の楽天ポイントが付与される。
楽天カード決済とあわせると、最大月10万円まで積立可能です。
3位:auカブコム証券
3位のauカブコム証券は、投資信託の取扱銘柄数は1,604本、つみたてNISAの対象銘柄数は177本で、SBI証券や楽天証券に比べれば少ないがラインアップは充実している。全銘柄がノーロード商品だ。
auカブコム証券で投資信託を保有すると、月間平均保有残高に応じて最大年率0.24%のPontaポイントがもらえる(auカブコム証券の資産形成プログラム)。
0.24%の還元を受けるには月間平均保有残高が3,000万円以上必要でハードルは高いが、まとまった資金を運用しようと考えている人には、魅力的な還元率といえる。
Pontaポイント加算率 (還元率)・年率 |
|||
---|---|---|---|
月間平均保有残高 | 100万円未満 | 100万円以上3,000万円未満 | 3,000万円以上 |
通常銘柄 | 0.005% | 0.12% | 0.24% |
auカブコム証券 指定銘柄 |
0.005% |
auの投資信託(auスマート・ベーシック、auスマート・プライム)を保有している場合は、さらに月間平均保有残高の0.02%〜0.10%のPontaポイントがもらえる。
au通信契約がある人への還元率は通常の2倍だ。
例えば、auスマート・プライム(高成長)を月間平均で100万円保有している場合、au通信契約がある人は年間1,000ポイント(還元率0.1%)、契約していない人は500ポイント(還元率0.05%)だ。
au PAYカードを使った投資信託の積立投資も可能で、最大で月5万円までの積立に対して1.0%相当のPontaポイントが付与される。
米国株・米国ETF投資がおすすめのネット証券ランキング
米国株や米国ETFに投資するならどの証券会社がよいのか。ここでは米国株を購入する証券会社を選ぶポイントとおすすめのネット証券TOP3を紹介する。米国株の買い方もあわせて紹介するので、はじめて米国株に投資する人は参考にしてほしい。
米国株の買い方
米国株は米国株を取り扱う日本の証券会社で購入できる。はじめて米国株を購入する場合の流れは次の通りだ。
-
外国株取引口座を開設する
-
購入に必要な資金を準備・入金する
-
購入する銘柄・数量などを入力し、発注する
SBI証券を例にみていこう。
STEP1:外国株取引口座を開設する
米国株を購入するには、米国株を取り扱う証券会社に「外国株取引口座」が必要だ。外国株取引口座を開設するには、まずその証券会社に証券総合口座が開設されていなければならない。
はじめて利用する証券会社の場合は、同時に証券総合口座も開設しましょう。
ネット証券の場合、すでに証券総合口座が開設されていれば、サイトにログイン後の画面から簡単に外国株取引口座の開設を申し込める。
「外国株取引口座開設」などのボタンから進み、重要事項説明書等の確認、必要事項の入力、送信で申し込みは完了だ。SBI証券の場合、最短で申し込みと同時に口座開設が完了する。
STEP2:購入に必要な資金を準備・入金する
米国株取引では、日本円(円貨決済)で取引するか、米ドル(外貨決済)で取引するかを選択する(円貨決済のみの証券会社もあり)。
日本円を米ドルに交換する為替取引は、証券会社のサイトにログイン後、「為替取引」画面から「米ドル」の「買付」を選択し、買い付ける米ドルの数量(金額)を指定して発注します。
外貨預金で保有している米ドルを、証券総合口座へ振り込んで入金する方法もある。
ただし、外貨振込入金ができるかどうか、できる場合の条件などは証券会社によって異なるため、利用する証券会社で確認が必要だ。
購入する銘柄・株数などを入力し、発注する
取引サイトにログイン後、米国株の注文画面で、取引種類(買付)、ティッカー(銘柄コード)、株数、価格(成行・指値・逆指値)、期間(当日中・期間指定)、預かり区分(特定・一般・NISA)、決済方法(外貨決済・円貨決済)を入力する。
取引パスワードを入力し、注文確認画面へ進む。注文内容に間違いがなければ、「発注」ボタンをクリックして発注は完了だ。
委託取引と国内店頭取引の違い
日本の証券会社で米国株を買うには、「委託取引」と「国内店頭取引」の2つの方法がある。この2つの違いも押さえておこう。
委託取引 | 国内店頭取引 | |
---|---|---|
取引形態 | 現地取次先を通じて、 米国証券取引市場へ直接発注する |
国内証券会社が相手方となって、 直接取引する |
取扱銘柄 | 国内証券会社が選定する銘柄 | 国内証券会社が選定した銘柄 (委託取引と比べて少ない) |
取引価格 | 米国証券取引所の取引価格 | 国内証券会社が提示する価格 (現地市場の終値などを基準に、 一定のスプレッドを加減した価格) |
取引時間 | 現地取引時間と同じ | 国内証券会社が定める時間 |
営業日 | 米国の取引可能日に準ずる | 原則日本、米国ともに取引可能な日 |
手数料 | 国内証券会社が定める 手数料を別途支払い |
スプレッドとして取引価格に含まれる |
メリット | ・現地取引価格で直接取引できる ・利用できる注文方法やツールが多い |
・日本時間の日中に取引できる ・原則国内証券会社から提示された 価格で即時注文が成立する |
デメリット | ・日本時間では夜間の取引になる ・実際に注文が成立するまで約定価格が決まらない |
(委託取引と比較して) ・取引できる銘柄や数量に制限がある ・原則買い注文の取引価格は割高、 売り注文の取引価格は割安になる(スプレッド分) |
米国株を購入する証券会社を選ぶ5つのポイント
米国株を購入する証券会社は、5つのポイントを比較して選びたい。
取扱銘柄数
取引コスト(取引手数料・為替手数料)
取引手数料、為替手数料の安さも重要なポイントだ。取引手数料の上限額や、手数料が安くなる条件なども確認して選ぼう。
決済方法(外貨決済・円貨決済)
外貨決済と円貨決済を選択できる証券会社と、円貨決済のみの証券会社がある。
円貨決済は事前に米ドルを準備しなくてよいのがメリットだ。しかし、円貨決済しか選択できない場合は、売買ごとに為替手数料を負担しなければならない。
米国株を頻繁に売買する人には、米国株の売却代金を米ドルで受け取り、その米ドルを使って米国株を購入できる外貨決済が可能な証券会社のほうがよいでしょう。
NISA口座での取引可否
NISAの投資対象には米国株も含まれるが、実際にNISA口座で投資できるかは証券会社によって異なる。NISAを利用して非課税で米国株に投資したいと考えている人は、NISA口座で米国株を購入できる証券会社を選ぼう。
投資情報の充実度
米国株は国内株に比べて情報を入手しにくい面がある。米国市況や企業の業績、財務状況など投資判断に必要な情報を入手しやすいこともポイントだ。
米国株投資におすすめの証券会社TOP3
米国株への投資におすすめの証券会社TOP3は次の通りだ。
1位 | 2位 | 3位 | 3位 | ||
---|---|---|---|---|---|
取扱銘柄数 (ADR・ETFを含む) |
4,918銘柄 | 2,485銘柄 | 5,875銘柄 | 5,008銘柄 | |
取引手数料 (税込) |
約定代金の0.495% (上限22米ドル) |
一律0円 | 約定代金の0.495% (上限22米ドル) |
約定代金の0.495% (上限22米ドル) |
|
為替手数料 | 買付時:0銭※1 売却時:25銭 |
25銭 | 25銭 ※2 |
25銭 | |
米国ETF買付 手数料無料・ キャッシュバック (対象銘柄数) |
○ 13銘柄 ※全額キャッシュバック |
すべてのETF 取引手数料が無料 |
○ 10銘柄 |
○ 15銘柄 |
|
決済方法 | 外貨決済・ 円貨決済 |
円貨決済のみ | 外貨決済・ 円貨決済 |
外貨決済・ 円貨決済 |
|
NISA口座取引 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
米国株信用取引 | × | × | ○ | ○ | |
取引時間 | ニューヨーク時間 | 8:00〜20:00 ※立会時間外取引に対応 |
9:30〜16:00 | 9:30〜16:00 | 9:30〜16:00 |
日本時間 | 22:00〜翌10:00 (標準時間) 21:00〜翌9:00 (夏時間) |
23:30〜翌6:00 (標準時間 ) 22:30〜翌5:00 (夏時間) |
23:30〜翌6:00(標準時間) 22:30〜翌5:00(夏時間) | 23:30〜翌6:00(標準時間) 22:30〜翌5:00(夏時間) | |
注文方法 | 指値・成行・逆指値、ツイン指値、 連続注文、OCO注文、 トレースストップ注文、 トレースストップ注文(%)※3 |
指値・成行・IFDONE注文 (指値・成行)※4 |
指値・成行・ 逆指値 |
指値・成行・ 逆指値 |
|
投資情報・分析ツール | 銘柄スカウター米国株 リアルタイム株価 (無料条件あり) バロンズ・ダイジェスト、 独自レポートなど |
リアルタイム株価 バロンズ・ダイジェスト |
米国株スクリーナー リアルタイム株価 (無料条件あり) バロンズ・ダイジェスト、 独自レポートなど |
米国株スーパースクリーナー リアルタイム株価(無料) バロンズ・ダイジェスト、 独自レポートなど |
|
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:マネックス証券
マネックス証券の米国株は、取引できる時間の長さが特徴だ。
ネット証券で時間外取引に対応しているのは、マネックス証券だけです。立会時間外に株価が大きく動く場合もあり、利益を狙うチャンスが広がります。
マネックス証券を相手方に取引する「米国株国内店頭取引サービス」を利用すれば、日本時間の日中(12:00〜17:00)にも米国株を取引できる。
指値、成行、逆指値のほか、ツイン指値、連続注文、OCO注文、トレースストップ注文、トレースストップ注文(%)と多様な注文方法に対応している。
業績の推移などを視覚的にわかりやすく把握できる分析・スクリーニングツール「銘柄スカウター」の米国株版、「銘柄スカウター米国株」を利用できるのも魅力だ。
2位:DMM.com証券(DMM株)
ただし、円貨決済しか選べないため売買ごとに為替手数料がかかる。米国株の売買を頻繁に繰り返す人は為替手数料がかさみやすいため、外貨決済ができる証券会社とトータルのコストで比較して選んだほうがよいだろう。
取扱銘柄数は2,485銘柄で、SBI証券(5,875銘柄)、楽天証券(5,008銘柄)、マネックス証券(4,918銘柄)に比べると少ないが、主要な銘柄を中心に取引するのであれば十分なラインアップといえる。
国内株と米国株を1つのアプリで取引できるので資金の振替が不要、円貨決済のみなので為替取引(日本円と米ドルの交換)も不要、といった特徴があるため、取引のしやすさやわかりやすさを重視する人にぴったりです。
3位:SBI証券
住信SBIネット銀行で日本円を米ドルに交換すれば、為替手数料は6銭で済む。SBI証券と住信SBIネット銀行間の米ドルの入出金は手数料無料、すぐに残高に反映される。
3位:楽天証券
国内株と米国株を1つのアプリで取引でき、2022年7月からは信用取引が可能になりました。米国株の購入には楽天ポイントも使えます。
米国株投資の注意点
米国株は日本株と同じように取引できるが、取引ルールには違いがある。
値幅制限がない
リスク管理には、日本株以上に注意しなければならない。
例えば、2022年2月3日、前日発表の決算で減益となったことを受け、メタ(旧フェイスブック)の株価は1日で約26%下落、時価総額は2,400億ドル減少した。
為替リスクがある
米国株は米ドルでの取引であり、円換算での損益には株価の変動だけでなく為替の変動も影響する。株価が上がっても為替が円高に振れていると円換算では損失が出ることもある。
売却時に円高になっていたときには、売却代金をドルで受け取り、為替の状況をみながら円に戻す、あるいは別の米国株の購入資金にあて米ドルのまま運用するなどの対策が有効です。
配当課税の二重課税を避けるために確定申告が必要
米国株から支払われる配当金は、米国で10%の税率※で源泉徴収され、残った金額に対してさらに日本国内で20.315%が源泉徴収される(※日米租税条約に基づいた税率)。
米国源泉徴税収額:100米ドル×10%=10米ドル
米国税引後配当金額:100米ドル−10米ドル=90米ドル
②源泉徴収レートで日本円に換算し、国内税率20.315%で源泉徴収
所得税額:90米ドル×100円×15.315%=1,378円(円未満切り捨て)
住民税額:90米ドル×100円×5%=450円(円未満切り捨て)
国内源泉徴収税額;1,378円+450円=1,828円
③配当金受取日前日の為替レートで日本円に換算した米国税引後配当金額から国内源泉徴収税額を差し引いた金額を受け取り
受取額:90米ドル×100円−1,828円=7,172円
居住者が、その年において外国の法令により所得税に相当する租税(以下「外国所得税」といいます。)を納付することとなる場合には、次の算式で計算した控除限度額を限度として、その外国所得税額をその年分の所得税額から差し引くことができます。
所得税の控除限度額は、次の算式で計算します。
(1)所得税の控除限度額=その年分の所得税額×(その年分の調整国外所得金額/その年分の所得総額)
また、その外国所得税額が所得税の控除限度額を超える場合には、次の算式(2)で計算した金額(以下「復興特別所得税の控除限度額」といいます。)を限度として、その超える金額をその年分の復興特別所得税額から差し引くことができます。
(2)復興特別所得税の控除限度額=その年分の復興特別所得税額×(その年分の調整国外所得金額/その年分の所得総額)
出典:No.1240 居住者に係る外国税額控除|国税庁
外国税額控除のための確定申告は義務ではないため、確定申告をせず米国税額の還付を受けない選択をしてもよい。ただし、配当金額が大きくなるほど不利益も大きくなるため、なるべく外国税額控除を受けたほうがよいだろう。
取引時間が夜間
米国株の取引は、日本時間の深夜から早朝の時間帯に行われる。
多くの人にとって、仕事が終わった後にリアルタイムで取引できる点はメリットといえる。しかし、連日朝まで取引するのは現実的ではない。そもそもデイトレードのような投資スタイルでなければ、相場に張り付いて取引しなくてもよい。
あらかじめ価格や期間を指定して発注できる「指値」や「逆指値」などを活用すれば、寝不足になる心配もないでしょう。
短期投資の場合、米国株の取引時間中に重要な経済指標や決算発表などがあるときは、なるべくポジションを持ち越さないなど、リスク管理を徹底することが大切だ。
つみたてNISA・一般NISAにおすすめのネット証券ランキング
つみたてNISAを始める際は銘柄数や積立のしやすさなど、一般NISAなら投資できる商品や手数料に注目してネット証券を選びたい。どちらのNISAもおすすめなのはSBI証券だ。
つみたてNISA・一般NISAとは
つみたてNISAと一般NISAは、いずれも投資で得られた利益が非課税になる税制優遇制度だ。投資できる商品や金額、非課税で運用できる期間、買付方法などに下表のような違いがある。
つみたてNISA | 一般NISA | |
---|---|---|
制度の目的 | 長期・積立・分散投資による 資産形成を支援するための 税制優遇制度 |
個人投資家のための 税制優遇制度 |
利用可能年齢 (口座開設年の 1月1日現在) |
20歳以上※1 | 20歳以上※1 |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 ロールオーバーにより 最長10年※2 |
非課税投資枠 (年間投資額) |
40万円 | 120万円 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した 一定の投資信託 |
上場株式、ETF、REIT、 外国上場株式、 公募株式投資信託など |
買付方法 | 積立買付のみ ※3 |
通常買付、積立買付 |
購入手数料 | なし | 金融機関による |
口座からの 引き出し |
いつでも可能 | いつでも可能 |
保有可能口座数 | 1人1口座 (一般NISAとつみたてNISAのいずれか一つを選択) |
|
金融機関変更 | 年単位での変更が可能 |
NISA制度は、2024年に制度設計の見直しと投資可能期間の延長が予定されている。その見直しを前に、現行のつみたてNISAを軸とした一般NISAとつみたてNISAの一本化、制度の恒久化、投資枠や対象年齢の拡大などが議論されている。2022年末までには今後の制度設計が決まる見通しであり、注目しておきたい(参考:令和5(2023)年度税制改正要望について|金融庁)。
金融庁では「簡素で使い勝手の良い制度に」するべく、安定的な資産形成を促進する観点から、長期・積立・分散投資による「つみたてNISA」を基本とし、制度の恒久化や年間投資枠の拡大、非課税限度額の拡大を求める。限度額の設定など実際の制度設計の議論はこれからになる。
上場株式や投資信託など幅広い商品が対象となる「一般NISA」は24年1月から2階建ての新制度とすることになっていたが、移行を取りやめ、「一般NISA」の機能を引き継ぐ「成長投資枠」を設ける。「ジュニアNISA」が23年で終了することもあり、「つみたてNISA」の対象年齢を現行の20歳以上から未成年者まで拡大する。
引用元:NISA恒久化と非課税枠の拡充、金融庁が税制改正で要望|ロイター(2022年8月31日付)
つみたてNISA・一般NISAのネット証券の選び方
ここでは、NISA口座を開設する証券会社を選ぶ際のポイントは、つみたてNISAと一般NISAで違う。つみたてNISAなら銘柄数や積立の柔軟性、ポイント還元に、一般NISAなら投資できる商品や手数料に注目して選びたい。
つみたてNISAを始めるネット証券選びの3つのポイント
つみたてNISAの場合、ポイントは次の3つだ。
- 取扱銘柄数
- 積立のしやすさ(最低積立額や積立単位、ボーナス設定、積立金の引落方法)
- 還元サービスの有無・内容
取扱銘柄数は多いほど選択肢が広がる。人によっては選択肢が多すぎると迷って選びにくくなる面もあるかもしれないが、自分で商品を比較して選べるなら、取扱銘柄数は多いに越したことはない。
長期にわたって投資を続けることが重要なつみたてNISAでは、積立のしやすさもポイントになる。無理なく続けられる積立額に設定できるか(100円以上1円単位)、積立額の調整が可能か(ボーナス設定)、積立がスムーズに行えるか(引落方法)などを比較して選びたい。
ネット証券各社は還元サービスにも力を入れており、その内容もポイントだ。同じ商品に投資できるなら、ポイントや現金の還元を受けられるほうがよいだろう。
つみたてNISAの対象商品は、購入時手数料(販売手数料)が無料の商品に限定されており、手数料では差がつきません。
一般NISAを始めるネット証券選びの2つのポイント
一般NISAの場合、ポイントは次の2つだ。
- 投資できる商品
- 手数料
一般NISAでは、投資信託だけでなく、株式や不動産投資信託(REIT)などにも投資できる。商品自体は取り扱っていても、一般NISAの対象ではないケースもあるため注意が必要だ。
また、一般NISAでは証券会社によって手数料に差があるため、比較のポイントになる。例えば、国内株式の売買手数料が無料になる証券会社や海外ETFの購入手数料が無料になる証券会社がある一方で、通常の売買と同様の手数料がかかる証券会社などもある。
つみたてNISAがおすすめのネット証券ランキングTOP3
つみたてNISAがおすすめの証券会社TOP3はSBI証券、楽天証券、マネックス証券だ。
<つみたてNISA> | 1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|---|
取扱銘柄数 | 184本 | 182本 | 156本 | |
最低積立額・積立単位 | 100円以上1円単位 | 100円以上1円単位 | 100円以上1円単位 | |
ボーナス設定 | ○ ※1 | ○ ※1 | ○ ※1 | |
引落方法 | 銀行引落 | ○ | ○ | ○ |
振替入金 | 即時入金 リアルタイム入金 振替入金(ゆうちょ銀行) |
リアルタイム入金 | 即時入金 | |
銀行振込 | ○ | ○ | ○ | |
口座連携サービス | 預り金自動スィープサービス (住信SBIネット銀行・ SBIハイブリッド預金) |
らくらく入金 (楽天銀行・マネーブリッジ) |
× | |
投信保有残高に応じた 還元サービス(特典) |
対象サービス (付与ポイント) |
投信マイレージ (Tポイント、 Pontaポイント、 dポイントから選択) |
ハッピープログラム・ 残高達成ポイント (楽天ポイント)※3 |
投信保有ポイント (マネックスポイント) |
付与条件 | (ファンドごとに計算) (月間平均保有金額×付与率)÷3 65日×ポイント付与 対象月の実日数 |
毎月末時点の投資信託 保有残高がはじめて基準残高に 達した場合にポイント付与 |
(ファンドごとに計算) 月中の平均保有残高(評価額) ×付与率(年率)÷12 |
|
還元率 | 通常銘柄:年率0.1% プレミアムチョイス銘柄:年率0.15% その他指定銘柄:年率0.022〜0.1% (※2) |
基準残高に応じて、 10〜500ポイント (付与ポイント数一覧) |
通常銘柄:年率0.08% 指定銘柄:年率0.03% 対象外銘柄:0% |
|
クレカ投信積立 | 対象カード (付与ポイント) |
三井住友カード (Vポイント) |
楽天カード (楽天ポイント) 楽天キャッシュ (楽天ポイント) |
マネックスカード (マネックスポイント) |
還元率 | 一般カード:0.5% ゴールドカード:1.0% プラチナカード:2.0% |
楽天カード決済: 0.2%または1.0%※4 楽天キャッシュ決済: 0.5%※5 |
最大1.1%(※6) | |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SBI証券
つみたてNISA設定のための専用画面も用意されており、投資可能枠の利用状況の確認や複数銘柄の積立設定が一括で行えて便利です。
SBI証券で投資信託を保有すると、ファンドごとの月間平均保有残高に対して最大0.15%(月間平均保有金額が1,000万円以上の場合、最大0.25%)のポイントが貯まる。100万円保有なら、年間最大1,500ポイントだ。Tポイント、Pontaポイント、dポイントから好きなポイントを選べるのも嬉しい。
三井住友カードを使って投信積立を行うと、積立金額(決済金額)の0.5%相当のVポイントが貯まる。還元率はゴールドカードなら1.0%、プラチナカードなら2.0%にアップする。プラチナカードの還元率は、クレカ投信積立の還元率で最も高い。
2位:楽天証券
楽天証券で投資信託を保有すると、毎月末時点の投資信託保有残高がはじめて基準残高に達した場合に楽天ポイントがもらえる。
楽天カードを使って投信積立を行うと、積立金額(決済金額)の0.2%(500円につき1ポイント)または1.0%(100円につき1ポイント)、楽天キャッシュを使って投信積立を行った場合には積立金額(決済金額)の0.5%(200円につき1ポイント)の楽天ポイントが貯まる。
貯まったポイントを使って投資することも可能です。
3位:マネックス証券
3位のマネックス証券のつみたてNISA対象銘柄数は156本と充実している。
マネックス証券で投資信託を保有すると、ファンドごとの月間平均保有残高に対して最大0.08%のマネックスポイントが貯まる。100万円保有なら、年間最大800円だ。マネックスポイントはAmazonギフト券やdポイント、JALやANAのマイルのほか、さまざまな特典と交換できる。
マネックスカード※を使って投信積立を行うと、積立金額(決済金額)100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイントのマネックスポイントが貯まる。還元率は最大1.1%で、一般カードを使ったクレカ投信積立の還元率としては最も高い。
※初年度無料、2年目以降は1回でもカード利用(投信積立を含む)があれば無料(年に1回以上の利用がない場合は、税込550円)
一般NISAにおすすめのネット証券ランキングTOP3
一般NISAにおすすめの証券会社TOP3はSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券だ。
<一般NISA> | 1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|---|
投資できる主な商品 | 国内現物株式 (単元未満株・IPOを含む) 国内ETF・ETN・REIT 公募株式投資信託 米国株式・中国株式・ 韓国株式・ロシア株式※1・ ベトナム株式・インドネシア株式・ シンガポール株式・タイ株式・ マレーシア株式 海外ETF |
国内現物株式 (単元未満株・IPOを含む) 国内ETF・ETN・REIT ベンチャーファンド 公募株式投資信託 米国株式・中国株式・海外ETF |
国内現物株式 (単元未満株・IPOを含む) 国内ETF・ETN・REIT 公募株式投資信託 |
|
国内株式 (現物) |
取扱市場 | 東証・名証・ 福証・札証 |
東証・名証・ 福証・札証 |
東証・名証・ 福証・札証 |
取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | |
単元未満株取引 | 取扱有無・ サービス名 |
○ S株 | ○ ワン株 | ○ プチ株 |
手数料 (税込) |
買付時:0円 売却時: 約定代金の0.55% (最低55円) |
買付時:0円 売却時: 約定代金の0.55% (最低52円) |
約定代金の0.55% (最低52円) |
|
IPO取扱数 (2021年実績) |
122社 | 65社 | 42社 | |
投資信託 | 取扱銘柄数 | 2,590本 | 1,262本 | 1,578本 |
購入時手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | |
外国株取扱国 | 9ヵ国 | 米国・中国 | 一般NISAでの 取り扱いなし |
|
米国株式 | 取扱銘柄数 (ADR・ ETFを含む) |
5,875銘柄 | 4,918銘柄 | 一般NISAでの 取り扱いなし |
国内取引手数料 (税込) |
約定代金の0.495% (上限22米ドル) ※海外ETFの 買付手数料は無料 |
約定代金の0.495% ※買付手数料は全額 キャッシュバック |
||
為替手数料 (円貨決済時) |
25銭※2 | 買付時:0銭※3 売却時:25銭 |
||
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SBI証券
国内現物株式の売買手数料(単元未満株取引の売却を除く)、海外ETFの買付手数料、投資信託の売買手数料が無料です。
2位:マネックス証券
マネックス証券の一般NISAでは、IPOや単元未満株取引を含む国内株式、投資信託、米国株・中国株・海外ETFに投資できる。
国内現物株式の売買手数料(単元未満株取引の売却を除く)、海外ETFの買付手数料、投資信託の売買手数料は無料、米国株と中国株の買付手数料は全額キャッシュバックされるため実質無料になる。
米国株は買付時の為替手数料も無料(2022年10月15日時点)なので、買付時には実質コストがかかりません。
3位:auカブコム証券
auカブコム証券のNISA口座では、IPOや単元未満株取引を含む国内株式、1,500本超の投資信託に投資できる。2022年1月から米国株の取り扱いをスタートしたが、NISA口座には対応していないので注意が必要だ。
国内現物株式の売買手数料(単元未満株取引を除く)、投資信託の購入時手数料は無料だ。
NISA口座を開設すると、ワンショット手数料(1約定ごと手数料プラン)の「国内現物株式手数料」、1日定額手数料の「国内現物株式手数料」および「国内信用取引手数料」が最大5%割引になる「NISA割」が適用されます。
スマホ取引におすすめネット証券ランキング
アプリを使っていつでも簡単に取引できるのもネット証券の魅力だ。スマホ取引で重視したいポイントは機能性と使いやすさで、もっともおすすめの証券会社は楽天証券だ。
スマホ取引で重視したいポイント
スマホ取引で重視したいポイントは、大きく次の2つだ。
- 機能性
- 使いやすさ
機能性では、銘柄検索機能やチャート(テクニカル)分析機能、対応している取引、注文機能(注文のしやすさ、注文方法の種類)、入出金の可否、投資情報の充実度などを比較して選びたい。
使いやすさは個人差が大きいため、実際に使ってみるのが一番だ。楽天証券の「iSPEED」やDMM株の「スマホアプリDMM株」は、口座開設前に一部機能を利用できるので、試しに使ってみるとよいだろう。
アプリの利用に口座開設が必要な場合でも、利用料はかかりません。気になるアプリがあれば口座を開設して試してみてもよいでしょう。
スマホで簡単に取引できる初心者におすすめ証券会社ランキングTOP3
スマホ取引におすすめの証券会社TOP3は楽天証券、SBI証券、DMM株だ。スペック(機能)は国内株取引をベースに評価した。
1位 | 2位 | 3位 | ||
---|---|---|---|---|
アプリ | iSPEED | SBI証券 株アプリ | スマホアプリ DMM株※4 | |
対応OS | Android/iOS | Android/iOS | Android/iOS | |
対応商品 | 国内株(東証) 米国株 (NYSE、NASDAQ) |
国内株 (東証・名証・ 福証・札証)※3 |
国内株 (東証・名証・ 福証・札証) 米国株 (NYSE、 NASDAQ) |
|
モード選択 | (注文時) シンプル注文/ プロ注文 |
× | かんたんモード/ ノーマルモード※3 |
|
銘柄 検索機能 |
検索条件 | 銘柄名・ 銘柄コード検索 ランキング検索 業種検索 テーマ検索 優待株検索 決算速報検索 スクリーニング検索 チャート形状検索 最近チェックした 銘柄から検索 記事から検索 |
銘柄名・ 銘柄コード検索 キーワード検索 株主優待検索 テーマ検索 決算スケジュール検索 スクリーニング検索 チャート形状検索 |
銘柄名・ 銘柄コード検索 キーワード検索 決算検索 テーマ検索 ランキング検索 絞り込み検索 (表示順、 投資金額、 株主優待) |
ランキング | 国内株式: 24種類 米国株式: 15種類 楽天証券ランキング (国内株:9種類、 米国株:14種類) |
国内株式(市場別): 22種類 国内株式(業種別): 2種類 SBI証券ランキング: 4種類 |
国内株式(市場別): 14種類 |
|
銘柄登録 | 最大2,000銘柄 (最大10ページ)※2 |
最大10,000銘柄 (最大200リスト) |
最大2,000銘柄 (最大40シート) |
|
PC同期 | ○ | ○ | ○ | |
チャート機能 | テクニカル チャート |
15種類 | 15種類+ 比較チャート |
13種類 |
トレンド ライン描画 |
○ | ○ | ○ | |
横画面 表示 |
○ | ○ | ○ | |
対応取引 | 現物取引 | ○ (国内株・ 米国株) |
○ | ○ (国内株・ 米国株) |
信用取引 | ○ (国内株・ 米国株) |
○ | ○ (国内株・ 米国株) ノーマルモードのみ |
|
PTS取引 | ○ | ○ | × | |
NISA | ○ | ○ | ○ ※ノーマルモードのみ |
|
IPO申込 | × | ○ | ○ | |
単元未満 株取引 |
× | ○ | × | |
注文機能 | スピード注文 | ○ | ○ | ○ |
板注文 | ○ | ○ | ○ | |
特殊注文 | 逆指値、 逆指値付通常注文、 IFD、 アルゴ注文 プロ注文 |
逆指値、 OCO、 IFD、 IFDOCO |
逆指値、 OCO (国内株のみ) *かんたんモードの 買い注文は 「成行」のみ |
|
通知 (アラート) 機能※1 |
○ | ○ | × (メール通知のみ) |
|
入出金機能 | ○ | ○ | ○ | |
投資情報 | 会社四季報 情報閲覧 |
○ | ○ | ○ |
市況指数・ 指標 |
79種類 | 20種類 | 46種類 | |
為替レート | 26通貨ペア | 11通貨ペア | 16通貨ペア | |
ニュース | 日経テレコン トムソンロイター バロンズ・ ダイジェスト など |
トムソンロイター 株探ニュース など |
みんかぶ モーニングスター 株式新聞 バロンズ・ダイジェスト など |
|
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:楽天証券
カスタマイズ性の高さも特徴であり、メニューや投資情報画面、チャート画面の表示や配置を自分好みに変更できる。
MyPageでは30種類以上のパーツを組み合わせてオリジナルの投資情報画面を最大10ページまで作成することができます。また、5つの初期テンプレートを用意しており、カスタマイズせずに利用することもできます。
出典:MyPage機能|楽天証券
注文画面は必要最小限の項目に絞った「シンプル注文」と、PTS取引(SOR注文)や特殊注文などにも対応する「プロ注文」から選択できる。
シンプル注文なら、初めて株を取引する人でも迷わずに使えるでしょう。
【シンプル注文画面】
【プロ注文画面】
2位:SBI証券
SBI証券の「SBI証券 株アプリ」は、機能性の高さでは「iSPEED」と肩を並べる。日本株に特化したアプリであり、米国株を取引するには「SBI証券 米国株アプリ」が必要だ。
2022年9月には銘柄分析ツール「分析の匠」が新たに搭載されました。企業の業績や財務状況などを視覚的に捉えられるため、投資初心者にもわかりやすい機能です。
「分析の匠」は、日本株投資の強力なサポート役となる銘柄分析ツールです。
「決算ニュース速報」や「適時開示」「財務分析」など、企業業績を基にした豊富な情報を確認できる他、業績情報等をグラフや表などで視覚的に捉えることができます。
ぜひ「分析の匠」をご活用ください!
出典:国内株式銘柄分析ツール「分析の匠」|SBI証券
3位:DMM.com証券(DMM株)
DMM株のスマホアプリ「DMM株」は、国内株と米国株の取引に対応したスマホ株アプリだ。
かんたんモードは難しい用語や複雑な操作が一切なく、画面も見やすくシンプルな構成です。銘柄選びから注文まで「かんたん」で、初心者でも迷いません。
【かんたんモード】
ノーマルモードは、チャートからのワンタッチ発注や、板除法からのスピーディな発注が可能だ。四季報、みんかぶ、モーニングスターの投資情報や豊富な検索機能も備え、PC取引ツールに匹敵する機能をスマホで利用できる。
【ノーマルモード】
ネット証券の人気ランキング!口座開設数が多いのはどこ?
証券会社の人気をはかる一つの指標となるのが口座開設数だ。口座開設数が多いネット証券はSBI証券と楽天証券だ。
ネット証券の口座開設数ランキングTOP3
ネット証券の口座開設数TOP3はSBI証券、楽天証券、SMBC日興証券だ。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
口座開設数 (2022年6月末) |
882.9万口座 | 804.9万口座 | 268.0万口座 (324.4万口座) |
口座開設数 (2021年6月末) |
723.6万口座 | 624.3万口座 | 243.9万口座 (315.9万口座) |
1年間の口座増加率・増加数 (2021年6月〜2022年6月) |
+22.0% +159.3万口座 |
+28.9% +180.6万口座 |
+9.9% +24.1万口座 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:SBI証券(SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOを含む)
【主要インターネット証券の口座数比較】
2位:楽天証券
SBI証券は2022年時点における単独での口座数を開示していないため、すでにSBI証券単独の口座数を上回っていることも予想される。楽天グループの顧客基盤やサービスを活かし、20代、30代に顧客層を広げているのが特徴だ。
【証券総合口座数の推移】
楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、このたび、証券総合口座数が800万口座を達成したことをお知らせします。
(引用元:PR TIMES|楽天証券|楽天証券、証券総合口座数 800万口座達成のお知らせ)
3位:SMBC日興証券(オンライントレード口座)
SMBC日興証券のオンライントレード(日興イージートレード)が利用可能な証券口座数は、2022年6月末現在で268.0万口座だ。
5大総合証券の一角を占める証券会社として積み上げてきた顧客基盤を持ち、ネット専業証券では大手にあたるマネックス証券(217万口座)やauカブコム証券(147万口座)、松井証券(141万口座)を上回る(いずれも2022年8月末現在)。
しかし、新規口座増加数では、SBI証券や楽天証券に大きく差を開けられているのが現状だ。
証券総合口座の増加数が8.5万口座であるのに対し、オンライントレード口座は24.1万口座増加しており、総合証券の中でもネット取引が普及していることがわかります。
ランキングの根拠
本記事のランキングは国内株式、投資信託、外国株式の3つのジャンルごとに項目を設け各50点満点で採点、合計150点満点で総合評価を作成した。3ジャンルの評価項目は以下だ。
・IPO取引…最大10点
・単元未満株取引…最大10点
・PTS・夜間取引…最大10点
・取引ツール・アプリ・投資情報…最大10点
・ノーロード(購入時手数料無料)銘柄数…最大10点
・最低投資金額・投資単位…最大5点
・ポイント還元・クレカ決済…最大10点
・投信積立自動引き落とし可否…最大5点
・つみたてNISA…最大10点
・米国個別株取扱数(ADR・ETF含む)…最大10点
・米国株取引手数料…最大10点
・米国株為替手数料・決済方法…最大10点
・一般NISAでの取引…最大5点
・取引ツール・投資情報の充実度…最大5点
※ランキングの根拠はこちら
ネット証券でよくあるQ&A
<ネット証券口座開設数上位3社>
・楽天証券……805万口座(2022年6月末時点)
・SBI証券……604万口座(単体での口座数が開示されている2021年3月末時点。2022年6月末時点のSBIグループ(SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO)の合計では883万口座)
・マネックス証券……217万口座(2022年8月末時点)
<ネット証券預かり資産額上位3社(2021年12月末)>
・SBI証券……22.0兆円(SBIハイブリッド預金残高2.4兆円を含む)
・楽天証券……15.3兆円
・マネックス証券……5.4兆円
<ネット証券営業収益上位3社>
・SBI証券……1,666億円(2022年3月期)
・楽天証券……896億円(2021年12月期)
・マネックス証券……310億円(2022年3月期)
①フォームへの必要事項入力
②本人確認書類のアップロード
④ 証券会社から送付されたIDとパスワードでログイン
また、「源泉徴収あり」の特定口座を選ぶと、証券会社が代わりに税金を納めてくれるので、投資家本人が確定申告をする必要がない。
そのため、証券口座開設が初めての人は「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが無難だろう。
そして、総合証券会社では基本的に店舗や電話での注文になるのに対して、ネット証券では24時間いつでもインターネット経由で注文を行える違いがあります。取引の手数料も圧倒的に安いので、株式取引初心者にはネット証券がおすすめだ。
コメントいただいた専門家
竹国弘樹
CFP®、ファイナンシャル・プランナー
名古屋大学工学部機械航空工学科卒業。証券会社、保険代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、家計改善や住宅購入、資産形成、相続など、お金に関するコンサルティング、大手金融機関や各種メディアでの執筆・監修を行う。RAPPORT Consulting Office 代表。
■保有資格
1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®
一種証券外務員
サウナ・スパプロフェッショナル
公式サイト https://www.rapportco.com