サミュエル・グスタフソン 写真:Getty Images

 4月6日に開催されたJ1リーグの第9節で、浦和レッズはベスト電器スタジアムで今2024/25シーズン好調のアビスパ福岡と対戦し、0-1で敗れた。今シーズン、アウェイ戦は5試合で未勝利(3敗2分)の浦和。第9節までの通算成績は3勝2分4敗で、順位も12位と浮上できずに苦しんでいる。

 この敗戦を受けて、浦和のマチェイ・スコルジャ監督の選手起用に対する不満がサポーターの間で高まっている。特に問題視されているのが、MFサミュエル・グスタフソンの序列の低さだ。

 ここまでグスタフソンが出場した試合では、チームのビルドアップが改善されたとの指摘が複数あり、「お願いだからグスタフソンを活かしてくれ」「スタメンで組み込んだ方が強いチームが作れる気がする」などの声がネット上に相次いで投稿された。

 3月8日のファジアーノ岡山戦(1-0)、16日の鹿島アントラーズ戦(1-1)、28日のセレッソ大阪戦(1-1)では、グスタフソンをボランチに据えて機能していたにもかかわらず、その後の試合では彼の起用がなくチームの攻撃は再び停滞気味に映っている。こうした一貫性のない采配にも疑問が呈されている。

 また、「グスタフソンとMF中島翔哉を使わない時点で勝つ気がない」「グスタフソンが守備に不安ならMF渡邊凌磨とMF松本泰志をボランチにすればいい」など、代替案を提示する声も少なくない。

 一方でリーグ戦全試合に先発フル出場しているMF安居海渡については「守備が特別に優れているわけではない」「特徴が見えない選手」と批判的な意見が見られた。

 サポーターの多くは、グスタフソンの起用が勝利への鍵になると信じており、スコルジャ監督の今後の判断に注目したい。