
ジュビロ磐田所属DF松原后は、4月5日に行われた明治安田J2リーグ第8節のモンテディオ山形戦で、相手選手のMFイサカ・ゼインに肘打ち。クラブやJリーグ等に対して処分を求める声も上がっているが、8日の時点で処分は科されていない。
山形戦でキャプテンマークを巻いた松原は、0-0で迎えた78分、ボールとは関係ない位置でイサカに対して自身の右肘をぶつけたほか、イサカが倒れた直後にピッチに倒れ込んだ。そして上原直人主審はホイッスルを吹いてプレーを止めた際には、ファウルを受けたとアピールするかのようにエキサイト。肘打ち行為の後も振る舞いも批判の対象になっている。
肘打ち行為を巡っては、かつてFC東京に在籍していたブラジル人FWレアンドロが2021年9月22日開催のJ1第32節名古屋グランパス戦では、DF中谷進之介(現ガンバ大阪)の顔面に肘を入れたことにより、一発退場となったが、この一件でJリーグ規律委員会は「相手競技者の選手生命を脅かしかねない非常に危険な行為に当たる」等として、レアンドロに複数試合の出場停止処分や罰金を科している。
ただ一方で、2025年4月7日に行われたJリーグ規律委員会では、松原に対する処分はなし。同委員会は10日にも開催されるが、処分なしという現状に山形サポーター等からは不満の声が湧き起こっている。
なお、レアンドロの場合は、複数回にわたり肘打ち行為に及んだこともあり、FC東京が独自の出場停止処分を科している。山形戦での事象を受けて、磐田が松原に対して処分を下すのかにも注目が集まりそうだ。