魚味噌を作るときは、この島味噌と焼いてほぐした魚の身、砂糖、そしてピーナッツの粉を和え合わせます。レシピによってはこれを油で炒めることもあり、個人的にはこちらの方が好みです。

このようにして作られる魚味噌は、そのしょっぱそうな名前とは裏腹にほんのり甘い優しい味わいをもち、そのために「お茶請け」として食べられることが多いそうです。確かに緑茶との相性は抜群で、おやつの時間にこれとお茶を出されたらついつい食べ過ぎて晩御飯が入らなくなってしまうでしょう。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>