パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第8節のガンバ大阪対町田ゼルビアが4月2日、G大阪のホーム・パナソニックスタジアム吹田で開催。かつてG大阪に在籍していた日本代表GK谷晃生とDF昌子源に対する一部サポーターの言動が話題になっている。

 ネット上では、両選手が試合後にG大阪のゴール裏に向かい、古巣のサポーターに対して挨拶する時の様子が、1分程度の動画により拡散。ゴール裏からブーイングや拍手が飛ぶ中、両選手はサポーターに対してお辞儀をする。その後、一部サポーターが大声で「昌子!」「晃生!」と叫んだ一方、「帰れ!」など罵声も飛んだという。

 このブーイングや罵声などを巡っては、賛否含めて様々な意見が噴出。反対派からは、試合後の一部サポーターの振る舞いに対する疑問の声が上がっているほか、G大阪退団の経緯が谷と昌子では異なることを理由に、ブーイング等が不適切との指摘が相次いでいる。

 また、試合中も時折ブーイングが湧き起こっていただけに、G大阪相手にクリーンシートを達成した両選手のパフォーマンスを称えるコメントも。G大阪在籍時の功績に対する感謝のメッセージも寄せられているだけに、G大阪サポーターの間で両選手への対応が大きく分かれているようだ。

 なお、谷は2018年にG大阪のトップチームへ昇格したが出場機会に恵まれず、湘南ベルマーレへ期限付き移籍。湘南で3年にわたり正守護神として活躍した後、2023年にG大阪へ復帰も、わずか半年でFCVデンデルEHへ移籍。ベルギーで結果を残せず、2024年に町田へ移籍している。

 一方、G大阪ジュニアユース在籍歴のある昌子は、2020年2月にトゥールーズからG大阪へ完全移籍。主力センターバックとしての活躍が期待されたが、チームを上位へと導くことができず、2022年12月に鹿島アントラーズへ復帰している。