旗手怜央 写真:Getty Images

 日本代表MF旗手怜央には、以前からスコットランド1部セルティック退団の可能性が報じられているが、本人はFIFAワールドカップ北中米大会での代表入りを目指すなか、移籍を望んでいるという。

 現地メディア『リード・セルティック』は3日に旗手の去就を特集。両者の契約期間が2028年夏までであることに触れた上で、選手サイドの意向について「彼はセルティックを退団し、プレミアリーグやそれに類似するヨーロッパのトップリーグでプレーすることを望んでいる」と伝えている。

 この欧州5大リーグへのステップアップ移籍の願望に対して、同メディアは「彼が実際にそのレベルでプレーできるほど優れているのか疑問だ」と指摘。2024/25シーズンの公式戦で好不調の波が激しい点をもとに否定的な見解を示した上で、「今季の旗手は、もうセルティック(でのプレー)に興味を示さなくなっている。彼は今、ただ時を待ち、より大きなリーグへの移籍が実現するのを待っている」と綴っている。

 現在27歳の旗手は、2021年12月に川崎フロンターレからセルティックへの完全移籍が正式決定。アンジェ・ポステコグルー監督のもとでは、主力選手としてタイトルの獲得に大きく貢献。2024/25シーズンもスコットランド1部リーグ戦31試合の出場で7ゴール3アシストを挙げているが、日本代表では出場機会が少ない状況だ。

 2025年3月の代表活動時に「個人的な目標は、来年のW杯に出場すること」とコメントを残していた旗手。『The Celtic Bhoys』がこの発言内容をもとにセルティック退団説を唱えるなど、現地では同選手のステップアップ移籍が濃厚との見方が広まっているようだ。