例えば、人工知能のスタートアップ企業AnthropicのCEOダリオ・アモデイ氏も「今後数ヶ月以内にAIが90%のコードを自動生成するようになる」と予測しており、これにより、従来のプログラミングスキルが不要となる可能性が示唆されています。

また、アプリケーション開発企業Zohoの創業者であるスリダル・ベンブ氏も同様の考えを示しています。

彼は、「AIがコードの90%を書く」という意見に同意しており、その理由を「プログラマーが書くコードの90%は定型文だから」とXで説明しています。

またOpenAIのCEOサム・アルトマン氏も、「多くの企業で書かれたコードの50%以上が既にAIによって作成されている」ことを明らかにしました。

では、コーディングの代わりに、私たちはいったい何を学ぶべきでしょうか。

コーディングを学ぶ代わりに学ぶべきこと

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「コーディングを学ぶよりも、AIを活用する技術をスキルを高めるべき」という意見 / Credit:Canva

「コーディングを学ぶのは時間の無駄だ」と述べたマサド氏は、コーディングの代わりに学ぶべき重要なスキルがあることを強調しています。

それが「問題解決の方法」と「機械とのコミュニケーション能力」です。

今後は自分でコードを書くよりも、AIを活用することが増えるはずです。

そしてAIと適切にやり取りするためには、問題を細かく分解して理解し、的確に指示を出す能力が求められます。

確かに、AIがコードを書く時代でも、問題を解決するためのアプローチや論理的思考能力が欠かせません。

こうした考え方を学ぶことこそが、今後の成長に欠かせないというわけです。